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2018年 12月 07日
立憲民主党HPや赤旗デジタル等によると、入管法だかの審議を巡ってデタラメな数値を報告した政権にきちんとした情報を出すよう要求したが当局は色々屁理屈つけて情報公開を拒んだということで、「見せるけど、コピーしちゃダメ」で落ち着いた?とか 野党議員たちは頑張って、2800枚ほどの聴取票を手分けして手書きで書き写したという。通常なら、情報公開の請求をして、その中に個人情報とかが含まれる場合など、(個人を特定することが目的ではないので)個人情報部分を墨塗りして公開するというのが手順だ。 当局は(特に安倍政権になって)何を勘違いしたか、不都合な情報を墨塗りしていいものだと勘違いしているようだ。皆様も森友問題などで、さんざん『のり弁』状態の資料をご覧になったと思う。 いつぞや、阿久根市長が職員全員の給与を金額順に全員公開して物議をかもしたことがある。(予算書決算書で)総合計金額と人数から一人当たりは見えるし、どこの自治体も全体と平均程度の情報は要求されなくとも公開している。不思議なもので、一覧表になって見せられると大きな波紋を呼んだ。一つは上位者の破格の待遇など内部格差問題が浮き彫りになったこともある。 もちろん名物市長といえども個人名は伏せての公開。個人は特定出来なくとも、あの課長はこの上位から10番目くらいかな?え~っ何であんな野郎にこんな給与を払っているんだ!と、時期的にも官民の格差が広がる中で、市民の怒りに火をつけたわけだ。
公表される平均値データや合計データは、個々の情報の積み重ねである。個人特定につながりますので、というなら「エクセル」で氏名の欄だけ消去(墨塗り)すれば済む問題だ。 その個人情報という言葉をまさに悪用して、「個人情報保護のために個別データは見せられません。」と逃げられるのだからこの際合計額も人数も変えちまえ!と都合のいい統計データ、目的に沿う虚偽のデータを提出することが日常茶飯事になったというわけだ。
年金問題等の時もそうだが、もともとの聞き取り個別データをエクセルで一覧表にする時点でねつ造が可能なわけで、人間の作業だから入力ミスもありうる。だから、一次データを処分することはまかりならん。原本やら、領収書やら必ず保存しなさい。というわけだ。
役所の情報公開室の実情を調べてみると、結構大変だ。見る側は無料だが、見る場所と時間を提供し、資料を持ち出されたり差し替えられたりすれば大変なので、担当役人がずっと張り付いてなきゃならぬ。 例えば生活保護受給者への支給リストが欲しいなど(これは職員給与一覧も同じで、)エクセル時代だから、さほどの手間ではない。会議録が非公開で行われた場合など、発言者を墨塗りする作業があったりする。そのための準備があるから、1週間後などとなるのである。量次第では、担当職員は連日徹夜になることもある。 そういう機械的作業ならまだいいが、上司に内容の改ざんまで指示された日には、つじつま合わせもセットなので自殺者がでるわけだ。 手書き原稿(原本)の場合が大変だ、原本を直接墨塗りするわけにいかないから、原本をコピーして、その複製を墨塗りする、マジックの色合い次第で透けて見える場合は、それを再コピーして黒を完全に黒に複製してという手続きとなる(だ った。:昨今はPDFスキャンして、パソコンで墨塗り作業が出来るようになった。) 何百ページもの会議録を情報公開請求されて、ものの5分で立ち去られた日には職員はストレスピークである。閲覧者がコピーをするかしないかはそれからで、だいたい各自治体1枚10円だ。 政務活動費の報告書など(こちらはほとんど墨塗りの必要はないので)閲覧まではいいが、コピーをとなると、結局職員が対応させられ、大変な時間の浪費だ。かといって持ち出して勝手にコンビニでコピーしてから返してくださいというわけにもいかないのだろう。(ほんとはそれでもいいのだが。というのは政務活動報告書は本人(島原は会派)保管となっており、事務局はそのコピーを一括管理しているだけからだ。散逸したら原本を再コピーすれば済む。) 島原市議会はまだコピー方式の時代遅れで、「現今はコピーと同時にスキャンPDFデータも保存できる時代なのだからペーパーレス時代、紙ベースのコピーを保管して閲覧に供する時代ではない。原本はあくまで原本で保存して最終情報公開要求に応えるとして、PDFで保管公開すればいい。」と提案しているが、今のところ応じてくれない。今年度はどうか。 すでに自治体によっては(情報公開が進んでいる自治体では)、「このバラの会の報告書と実践クラブの報告書が見たいんですけど、さらにコピーも欲しいのですが」と情報公開請求されて、「全部ホームページにアップしてますから勝手にダウンロードしてください。」だ。窓口でほしいと言われれば、「CD代100円頂戴します。CDに全会派収まっています。紙ベースがよろしければ1枚10円です。こちらは必要部分だけどうぞ。」だ。 これは、地方自治体の話。
いやしくも新しい法律を作ろうという国会で、このたびのデタラメは何なのだ。担当職員が2800枚の原本をシャカシャカスキャンして、必要なら個人名部分だけ墨塗りして、CD1枚ポンと渡しゃ済む話だ。
野党議員たちが、閲覧したのが原本なのか原本コピー(個人名墨塗り)なのか知らないが、彼らが書き写して再現したものを見ると個人名は書かれていない。原本なら個人名が分かるが、そこは紳士協定で氏名は漏らさないという約束で書き写させたのか??? 議員らは、手早く書き写すために、そもそもの聴取票(聞き取り用紙)未記入のモノを再現し、その書き込み用紙に書き写していったようだ。膨大なエネルギーの損失だ。
情報公開を迫った議員に諦めさせるために「個人情報ですから」を盾に使っただけのこと。情けない限りである。 まあ。今回はそういう当局(政権)の土俵に乗ってでも事実を明らかにするぞ!という野党のけなげさに拍手を送りたい。
by mmatusaka
| 2018-12-07 22:13
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