祈りの日の前日が市議選挙：防災研修

　2019/5/10（金）夜、自主防災会のリーダー研修会だった。復興サブアリーナの会場はほぼ満杯状態だった。雲仙普賢岳災害を28年前に経験した島原は、どちらかと言えば防災意識の高いところだと思う。災害の記憶は薄れ風化しつつあるし、町内会組織がそのまま地域の自主防災会なのだが、自主ではなく、あて職的に作られている。

　それでも、そもそも、町内の面倒を見てくれる役員さんたちは、意識が高いから、各町内数名は出てくださいと出席要請があれば、まじめに出ておいでになる。参加すれば、いい話も聞けて、防災意識も再確認再認識、高まる。

　願わくばこの意識を各町内に持ち帰り、すべての住民に共有されることを！

　今回の市議選挙は６月２日（日）ということで、確か普賢岳災害の時と同じなのではないか、選挙翌日に選挙ポスター掲示板を撤去に行った業者さんが、6・3の災害に巻き込まれた記憶がある。島原市議選のたびに、災害の記憶がよみがえる。日にちが祈りの日に近ければいよいよのことである。

　市議候補者にとっては、いい機会である。防災を起点に地域コミュニティのあり方を考えることになるからだ。防災リーダーはイコール町内会の主要メンバーたち。いろんなイベントやセレモニーには、顔を売る意味でも、市議選を控えた市議たちは（出席の案内もあっていたのだから）ほぼ全員参加しているだろうと思っていたら、予想に反して、最前列に用意された（今年は、最前列は第２部登壇のパネラーさんたちだったので２列目だったけど）議員席には本多議長と僕と楠晋典議員の３人ぽっきりだった。（あとで草野議員は後列にいることが分かったが）。

　招待されたすべてのセレモニーに参加することが議員の仕事かどうかは各自の判断だが、この防災研修は優先順位の高い出席すべき会合だと思っていたので、ちょこっと拍子抜けした。

　昨年に続き、瀧本教授の明快な講義を聞くことが出来て、防災意識を高めることができた。（昨年、詳しくレポートしたので、ブログ内検索をして確認したら）昨年は広島の豪雨災害直後で７月だった。何故か、去年は僕と楠君だけだったことが判明して、意外である。

　最前列に陣取れば、市政全般何事にも熱心な町内会長さんたちの目に触れて、一番の選挙運動になるのだから、ここで久々に同僚議員たちと一堂に会するものと思っていた。こんな大事な会合に出席しなければ、「松坂は議員の仕事をそっちのけで選挙事前運動に嵌っている」と言われたくないのもあって、（というのはうがちすぎで、単純に参加すべきイベントだと思っていただけだが……）出席したのだが。

　

　今年の研修は、消防団員たちの参加も多く、すごい熱気であった。

　

　アンケート用紙があったのだが、毎度、ノートにメモするのが忙しく、そこからまた、要点を書きだすのも二度手間。実はいいことを思いついた。アンケート用紙にメモって、提出前にスマホでパチリという方法だ。

　会議の議事録もそうだが、黒板（ホワイトボード）に清書して、それをスマホで画像保存という方法だ。便利な時代になった。