崩壊する日本の公教育

　諫早まで、講演を聴きに出向いた（8/24）。おそらく今後の僕の生き方に関わる転機になるような内容だった。すぐに報告したいところだが、並行して、講師の鈴木大裕氏の著書『崩壊するアメリカの公教育ー日本への警告』にさっそくはまり込んで、手（キーボード）が動かせない。

　さわりだけ、記録をとどめておこうと思う。連日、市長を囲む懇談会だの、各所行事イベントがある中、自分の商店街のイベント『森岳線香花火大会』も翌日に控え、実は「まちづくり推進協議会」の方も事務局としてすべきことが山積している。本来の議員としても。９月議会に向けて準備がある。一般質問だけではない。「核兵器禁止条約に署名・批准を」の意見書提出もある。

　マニフェスト大賞の締め切りも今月いっぱいで（既に万全の体勢には持ち込めないが、）形だけでも、自分に対しての約束は果たしたいと思う。

　そんなこんなだから、翌日（線香花火大会）の準備状況次第では難しいかなと思っていたが、普段から熱心に教育問題を追及なさっている方が、毎月その活動報告を送っていただいているし、同じくそのメンバーである現職の（教員OBかな）方からも、今回の講演会の案内をいただいていた。

　僕が、５期目は特に「教育に力を入れる！」と公約していたから、と。そして、この講師の鈴木氏、何を思いついたのか、高知県土佐町で町会議員に（この春から）なっているのだという。

　議員をしている教育に熱心な方？！ぐらいの認識で、面白そうだな、と。この教育に熱心なお二人の誘いが無かったら、参加は思いつかなかったかも。

　結果、素晴らしい話を聞くことが出来た。いろいろ考えていることに一つの答えをいただいた感じでありながら、それ以上に新たな「問い」を生じさせる発展形の強烈な刺激になった。

　町議の傍らなんてものではない。すでに、かの「岩波書店」から専門書を出版するほどの研究者であった。同時に教育者であって、どうやら町議会議員という肩書は、教育を問いかける一つの方法としての実証行動のようである。大いに興味深い。「学力テストを抽出式に！意見書案」賛成だ。

　

　ともすると、教育は人生の準備というか、何か目的を達成するための手段のように扱われ、まさに数値化してしまう（本講演や著作が警鐘を鳴らす）間違った教育解釈。そんな中、教育はそのものが目標・目的であり、氏にとって（教員にとって）「教育は人生そのもの」。そんなことが伝わってくる。

　また機会を作って紹介したい。