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2020年 01月 17日
「みそひともじ」と読もうかな。この時期になると、皇居の歌会始の話題がさりげなく報じられ、両陛下が詠まれた和歌を紹介し、その三十一文字に込められた思いを想像する。 元国語教師と言いながら、知らない歌(覚えていない歌)がほとんどで、それでも一度はなぞった記憶もあって、当時の歌詠みたちに思いをはせた。 今思い出しても、どういうきっかけだったか覚えてないが、国文学科の同級生たちと『新古今和歌集』の読書会(勉強会)をやっていた。週に1回か2回か、空き教室の片隅で……。指導教官がいるわけでもなく、同級生同士の自主的な集まりだった。(多分中心になって段取りをするまじめな者がいたと思う。)国語の教員を目指す仲間「慶應国語教育研究会(略してk.k.k.k)」とダブっていたと思う。そんな縁で、今も、和歌への関心は持ち続けている。 公民館などに集まって、歌を詠みあう「短歌グループ」「俳句会」などは島原に限らず、全国至る所に存在する。お誘いを受けたこともあったが、参加にまでは至っていない。偶然の傑作も出来る可能性があるわけで、誰でも簡単に「創作」の喜びを得られるわけだ。相互投票であれ、先生と言われる選者の判定であれ、競い合っているうちに「和歌」の背景にある日本文化が共有される。 概して参加する人たちは、31文字(17文字) しかないわけで、言葉を大事になさる。安易に参加できすぎること、偶然要素が強いこと、玉石混交。取っ組み合いのけんかになることはまずない。少し物足りない。そんな感じ。 正月に(再放送かも知れないが)NHKスペシャルで『百人一首』成立の経緯を扱った番組をやっていた。後鳥羽天皇(承久の乱後隠岐に流された)に命ぜられて編まれた『新古今和歌集』。選者の一人藤原定家が、その後、小倉山荘にこもって『百人一首』を選ぶ。数多くある後鳥羽院の和歌からなぜ「人も惜し~」の歌が選ばれたのか、後鳥羽院の97番めの後に98番めに定家の歌があることなど、色んなドラマを紹介してあって、面白かった。 ただでさえじっくり「文学」に親しむ機会が失われつつある中で、31文字文化は短くて手っ取り早すぎるので、僕自身はちょっと物足りない。和歌は、日本文化を知る一つのきっかけ程度の扱いでいいと思う(松坂の考えです)。 しかるに、昨今、そもそも国語教育の中で文学作品は扱わず、実用文(説明的文章)主体にしようというハナシになろうとしているという。オール参加の学力テストと言い、大学入試を業者に丸投げしようという傾向、「文学」は不要と言いながら「道徳」はやろう!と。 僕は自分で考えることが本当の道徳だと思うのだが、道徳推進論者のほとんどが一方的価値観押しつけ傾向なのが気になる。
by mmatusaka
| 2020-01-17 16:06
| 文化・芸術・教育
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