アイティー化進む島原市議会

　コロナ騒動で、新市役所落成式も見送られ、市役所機能が新段階に入っていることは、まだあまり周知されていない。あちこちに分散していた機能の大部分が、大手（島原城大手門あと）広場の新庁舎に集約された。

　今回、コロナ対応では、給付金など日本有数のスピード対応。引っ越したばかりで、まだまだ、整理整頓中とはいえ、引っ越したばかりだから、改めて周り（自分の机の中等）が再確認でき、これまでよりゆったりした効率良い仕事環境の恩恵もあるかもしれない。

　議会も、本庁舎に戻ってきた。庁舎の最上階部分に陣取った。建て替え前も最上階だったが、エレベータもなかった。議員も便利だが、傍聴市民も大いに利用してほしい。

　松坂は、「地の利」。この新市役所・新議会棟に最も近いところに住んでいる。今回の庁舎建て替えは、我々議員にも、一歩進んだ環境を与えていただき、身の引き締まる思いだ。

　議員控室が、獲得できたのは大変ありがたい。今までは、控室は大部屋だったので、なかなか、入り組んだ話など、難しかったのだが、今回は、例えば会派（バラの会）単独の打ち合わせもできるし、調査研究活動も邪魔されずに出来るようになった。

　新庁舎、1・２階には、市民向けにWifi環境を整えた。当然今どきのこと、議会棟（4階）も、Wifiが完備された。今どきの調査は、ネットにつながることは常識になった。これで調査の速度は加速され、内容も深化する。

　議場も電子化が進み、例えば、一般質問等で、これまでパネル等を用意して分かりやすい説明を工夫していたわけだが、ここも一歩進んだ。質問席につないだパソコンの画像を、議場の四方に設置されたモニター画面に映し出すことができる。