コロナ近況２

　昨年4月15日の本ブログで「コロナ近況」として、当時の認識を記録した。その９か月後の今、日本もすっかりコロナ一色になろうとしている。

　テレビ等の報道では、この度の緊急事態宣言は首都圏限定で、「まだ人々の認識は、当時の全国に緊急事態宣言が発せられた時ほどの危機感はない。」と。

　危機感を叫ぶ日本のトップが、その夜忘年会で飲食する程度の認識（その後総理が反省していると口先だけとはいえ、言ったのに、そのことを二階氏は問題はないと否定する始末。）の延長で、深刻ぶって、緊急事態宣言を発しても、国民に届くはずもない。

　おそらく事態は相当深刻なのだが、その深刻さは伝わってこない。だって彼ら日本の政治中枢は、いまだに深刻の事態にはなっていないと認識しているからだ。俺たちは、まあ、今後は８人で飲むことはしないけど、４人以内で会食するよと宣言しているのだ。

　かわいそうなのは、政治決断（立法~行政）は、相も変わらず料亭でするもの、国会議事堂でやる事でもないし、昼間の論理的な話し合いで決めるものではないという、露骨な政治観を、捨てないどころか、逆に強調している始末。

　聞くところによると、アメリカの議事堂にトランプ支持者が大量に押しかけて、力ずくで（暴力で）結果を覆そうとしたという（4人の死者）。今の日本の政治観と同質のものだ。

　閑話休題。世界の感染者数8700萬人は、総人口77億で割ると、1.1%。まあ100人に一人が感染という割合。ひどいことになっているアメリカ、2122万人/3300万人で、6.4%。20人に一人。議事堂に乱入した暴徒はマスクしていなかったけど、これじゃ当分アメリカのコロナは収まりそうもない。

　日本の26万人は人口1億3000万人として、0.2%。500人に一人。

　感染者数であって、死者数ではない。毎年インフルで死ぬ人の数からすれば、たいしたことはない。とか、毎日20人程が風呂で死んでるんだから知れているとか、別の数字を並べて、取るに足りないことにしてしまっている。

　問題は、風呂での転倒は原因が分かるし予防法も分かっているのだ。ついでに言えばインフルエンザも、治療法が確立している。変異するインフルエンザウイルスに、治療は理屈で追いついているのだ。一方、コロナは、いまだ未知のエイリアン状態なのだ。ワクチンが出来て一安心と説明しているが、今の病院（医療体制）を見れば、何の救いにもなっていない。希望的な楽観効果だけで、儲かるのはファイザー等欧米の製薬会社ばかり。

　心ある医者は、コロナを軽く見てはいけないと、懸命の事例報告を続けているが、真実は伝わらないままだ。

　WHOとは中学生の時、世界保健機構などとクイズ的暗記をしたものだが、そのWHO調査団が未だに武漢に入れないというから驚きだ。中国もアメリカもあきれ果てる国家だが、では日本はどうか。米中のデタラメを指摘する前に、自らの不明を反省してはどうか。

　安倍さんのアベノマスクにあやかって、今度は飲食の時使える上下開閉式のフェイスシールド型の「スガノマスク」が配られるとか、もっぱらのうわさだ。国民を守るとか、全くのデタラメで、この混乱に乗じて、儲けてやろうとする、一部利権集団のためであることは明白だ。

　マイナンバーカードが、これまた国民のためではなく、マイナンバー利権に群がる者たちのためであり、その真ん中に政治家どもが暗躍する構図だ。

　今、その暗躍が、「明躍」になろうとしている。

　日本国のデタラメを、鏡として、国会議員たちがそうだから、俺たちもやらせろ！と追いかける地方議員。役人。このままでいいわけがない。

　さあ気を取り直して、真実を追求しようではないか。