そこじゃないでしょ②総務官僚、菅総理息子から接待を受く。

論点のすり替えはよくある事。

　逆風スガ総理。息子が総務省官僚に接待をしたとのこと。（安倍氏が総理時代、森友であれ加計であれ、口利きまでして圧力をかけたように）菅総理が影響力を行使したのではないか。安倍氏同様、忖度を求める無言の同調圧力はあったかもしれない。総務省利害関係の放送関係東北新社とのこと。

　総務省の官僚トップが、面会相手が菅総理の息子であることは承知の上。まさに虎の威を借る狐息子である。

　たぶん口利きも、総理の名を語る圧力も、うやむやのまま証明は出来ないだろう。

　「利害関係者だと知らなかった。」「利害関係者かもしれないので、あとになって返金した。」「その金額は捜査中なので言えない。」ことごとく、理由になっていない。

　総理という権力者（の息子に）ごちそうさせて、カネを払わず、タクシー代まで出させて、みやげまで受け取った。利害関係者だからあとで返した？はあ？報道にかぎつけられて、まずいなあと思って返金しただけじゃないか。しかもおそらくその金額が分かったら、また大騒ぎになるような金額だから何としても言わない。そもそも返金は個人でしたのか税金でしたのか？「○人分○○円返金した」と事実を言えば済むではないか。

　そうではなくて、「利害関係者から、わいろを受け取るのは当然」という前提で、ばれないように受けとる。知らんぷりして賄賂を受け取る文化。そこが問題だ。どういう話であれ、会食したら「割り勘」が原則でしょ！

　俺たち官僚は偉いから、おごってもらうのが当然。（明白に利害関係がある場合だけ、割り勘。）何でそうなるの。国の役人は地方を回って接待漬けに会う。県の役人は市町村や業者を回ってゆすりたかり。そんな文化がまかり通ってきた。

　ほんの数年前まで、島原市は長崎県の局長・部長に盆暮れの届け物を（税金で）普通にしていた。

　糾弾すべきは、許認可権を振りかざして賄賂を受け取ろうとする役人の根性だ。その各省のトップ役人を取りまとめる責任者こそ（行政府の長である）総理大臣だ。「息子は別人格だ」とか、何見当違いのことを答えているんだよ！

　役所のトップとして、腐れ果てた総務官僚を糾弾し、謝罪し、首を切って、自らも責任を取る立場だろうが。

　

　模範回答、「相手が、利害関係者でなくとも、接待を受けるのは非常識です。」と、役人どものたかり根性を戒めねばならぬ。

　国会（予算委員会）に集まっている、役人トップと国会議員たちそしてマスコミは、「利害関係が無ければ、役人が接待を受けるのは当然」を共有している。

　ノーパンしゃぶしゃぶ時代から一歩も進歩していない。ノーパンしゃぶしゃぶ時代のように大っぴらにやらなくなって、（公務員批判が続くことで）こっそりサービスになって、かえって陰湿で悪質でたちが悪くなっている。