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2021年 03月 14日
悶々として、報告しそびれた。先週は、一般質問に引き続き(本会議における形式的な議案質疑)各常任委員会が招集された。
つまり。 3/8(月) 一般質問3日目(3人) 3/9(火) 一般質問4日目(2人)議案質疑(※)全員協議会 3/10(水) 総務委員会 3/11(木) 産業建設委員会 3/12(金) 教育厚生委員会 だった。 全国の地方議会の実態はどうであろうか。 島原は、明らかにこの10年で退化している。言論の自由が、明らかに制限されるようになった。 (安倍一強体制が長く続いた社会情勢と同じ背景があると思う。) 島原市議会の場合、まず議会初日は、当局による議案説明(3/2)。一日空けて、一般質問(4日間:3/4・3/5~)。土日も空けるので、上記のような日程だった。 ※なぜ議案質疑を形式的と説明したか 島原市議会もかつてはまだ言論の自由が、ある程度あった。議会が言論の府であることを理解している議員が(自民内にも)多くいた。 荒木昭蔵議員、社民系内田豊議員・松本匠議員、中川忠則議員、上田泉(共)議員、安藤幽明議員ら。そこに、現古川市長、僕、相棒園田智成議員。 だから当時は、本会議の議案質疑も活発だった。活発ゆえに一議案につき一人3回までの制限があった。議案は、委員会付託が原則なので、その議案を扱う所管委員会に属する議員は遠慮するように申し合わせをしていたが、(委員会には市長は出席しない慣例なので)市の方針等に重大事項については、所管委員会の議員も遠慮なく質問を浴びせた。 ついつい所管の議案であることを忘れて、聞く議員。「あなたは所管委員会ではないか!」のヤジが飛び、引き下がる者。この件は重大だから、本会議でも聞くのだ!と開き直る者(中川議員も内田議員も譲らなかった)。そこまで「言論の自由」を主張されれば、議長も引き下がり。「あなたは所管委員会でも聞けるのだからここでは大きなことだけ簡潔にお聞きください。3回以内ですよ!」と。 常任委員会では、本会議質疑(3回なので)の未消化部分の徹底追及。(所管委員が優先だが)傍聴議員も積極的に質問した。委員会は回数制限もなく、参加議員が納得ゆくまで論議した。(委員会が5時の定刻を過ぎるのは頻繁だった。) ところが、今はどうか。本会議質疑。所管委員会の議員は頭ごなしに拒絶され、所管外議員質問も、「そんな細かいことは委員会で会派の仲間に聞いてもらえばいいじゃないか!」と。議長(議会事務局)も「質問は、市の方針等に関わるもの以外は受け付けません。」と。かたくなだ。本会議の部課長は本会議公開場面での答弁がなくなって、すっかり緊張感がなくなってしまっている。 で、委員会はどうか。会議場での発言は(本会議で議長の許可が必要なように)委員長が仕切る。委員会運営上、当然の進行役だ。今のところ、島原市議会の委員会は、時間も回数も制限なし。ただしそれは所属委員に限る。場外(傍聴議員)からの質問は、ほとんど受け付けられなくなった。委員長の采配はもともと(委員に諮ることもなく)任されていたのだが……。今は必ず「員外から質問の申し出がありますがこれを許していいでしょうか?」と勿体をつける。 こうして文書化すると、これまで「言論の自由」に照らして普通にまかり通っていたことにも矛盾が出てくる。 例えば「秘密会の規定」。非公開にするとか、議員以外の一般市民やマスコミが傍聴を求める際に「傍聴の希望があっていますが、これを許可することに異議はありませんか?」「異議なし」の進行も、規則「委員会に諮って決める」に沿ったものだが。(通常常識で言えば議決は多数決なのだが、細かい規定がないことをいいことに)誰か一人が「異議あり」と言おうものなら。委員長が勝手に判断して「一人でも異議がありますので傍聴は認めません。」が先例になった。議員懲罰、島鉄南線存続意見書、東京学生寮存続意見書など、重大局面はことごとく密室になった。 この秘密会にするかしないかと同レベルで委員会傍聴議員の発言を判断するようになった。総務委員会(3/10)、この度の条例制定に絡む(職員を降格させる、基準とか、誰が判断するとか。具体的に聞きたいことが、いくつも)あったが、拒絶された。1回に限るという条件付きで、許可が出た。 本会議の質問を(方針等にかかるものだけと)制限する際、委員会で聞けるからいいじゃないか。と言った手前、完全拒否はできない。ところが委員会では一人でも妨害者がいればそれもかなわない。現今は必ず誰かが「それじゃ、一回に限り許そう」と条件を付けるのが普通になった。 一回目の質問の答弁次第で、さらに疑問が出るのが普通だ。学芸会じゃあるまいし、質疑のシナリオを当局に作ってもらうレベルの議員から(自分で、帰ってきた答弁に再質問をする能力がないものだから?)他の議員の発言機会を奪うことに向かう。残念ながら、今の島原市議会は「言論なき議会」を望む議員が過半数だ。 僕らバラの会は特にその標的にされる。曰く、会派3人が分担して(三つある委員会に、それぞれが属しているんだから)委員会で存分に聞けば(聞いてもらえば)いいじゃないか。と。防災問題は楠が、ジェンダー問題は本田みえが、観光・まちづくりは松坂が、などそれぞれに問題意識が違う。代理質問にも限界がある。 3/12教育厚生員会。霊丘公民館の改修について紛糾した。この件に大いに疑問を感じていた員外傍聴議員からも手が上がった。公明党の永尾議員。これもまた、(自民党議員から)「一回に限り」という条件を付して許可された。「何回でも納得いくまでいいんじゃないの?!」とやじったものの、3/10総務委員会で員外の僕に「一回に限り」を押し付けた手前、同じ条件を出してきたわけだ。 僕らバラの会はそれでもまだ、各委員会に発言窓口を持っているが、公明党永尾議員も、社民党系草野議員もひとり会派だ。議員活動そのものが制限されている。共産党しかり、議席を奪取しても、一人では活動が3分の1に制限される。 あんたら(自公は)仲間だろうが!発言機会ぐらい認めろよ!と。心の声。結局自分たちで自分の首を絞めている。相も変わらず「言論不要主義者」たちは、物事は議場の外(ある時は料亭で)で決めるものとの(口には出さないが)認識だ。 永尾議員の意図をくみ取って、員内の僕から、さらに霊丘公民会問題を追及して、問題点をあぶりだしたが、どこまで迫れたか。 幸いこの問題は条例案部分ではなく予算審査予備会(分科会)部分なので。3/17予算審査委員会において、再追及ができるが……。ここまで、島原市議会は荒廃退化している。 新人議員と話す機会があった。議会はやはり委員会審議がいちばん面白いですね。と。納得できるまで徹底的に議論できる点を評価してのことのようだった。かつて僕が新人だったころは、(3回制限ながら、完全公開の)本会議で展開され、さらに委員会で(参加議員全員で)徹底議論が許されていた。ここまで密室化され、制限だらけの中で、わずかに許された発言機会を(これって、議員にだけ許された特権なのだよね!と、)ありがたがってどうする! 先輩議員から、「最近の新人議員は、よくわきまえている」などと、おだてられ、議会だよりに議員個々人の賛否をきちんと載せようという提案を拒否し、被爆地長崎の思いを無視し、忖度か圧力か洗脳か知らないが、核兵器廃絶も意思表示できない始末。
by mmatusaka
| 2021-03-14 15:40
| 島原の自治と議会
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