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2021年 05月 03日
5月1日(土)『まちカフェ』市政報告&市民トーク。今回は『長崎県の三大悪政』をテーマとした。 数ある悪政の中で、イサカンと石木ダムを重点的にとり上げました。 イサカンは、開門の動画を交えて説明することで、実態をかなり伝えることが出来たと思います。 国側は、「開門は絶対しない。」といい、漁民弁護団側は、「開門を!」と訴えていて、現状は閉門状態だと思ったら大間違い。 原告側の訴えは本訴確定判決の通り「開門調査をせよ」(調整池に段階的に塩を入れる開門調査を!)という事で、現状は、ほぼ毎日開門がなされていること。調整池からの汚泥汚染水が有明海の環境を悪くし続けていること。イサカンはまだ終わっていないことを強調しました。 石木ダムについては、先日の石木ダム議連(石木ダム強制収用に反対する議員連盟)で使用した資料を一部抜粋改良して、そもそもの石木ダム事業のデタラメを分かりやすく説明する事にも力を入れました。まちカフェに参加する方たちは、かなり政治に関心が高い人たちばかりですが、石木ダムはどうしても少し離れていますので、初めての人にも分かるように、場所の説明等も交え、その破綻した事業計画を説明しました。 イサカン同様、無駄で有害な公共事業であることを分かってもらえました。 実は僕自身が、今回(の資料作成の中で)改めて、再確認した事実も多かったので、丁寧な説明を心掛けたのでした。 高田知事も、金子知事も、とんでもない人の心の分からない知事でしたが、中村法道知事に至って人間不信になってしまいます。その一連の非道を『長崎県の暴挙』として、箇条書きにして並べました。 自分で、この流れの説明を作っておきながら、改めて中村法道知事の「人間じゃない!」扱いに思い至りました。 「私たちの声を聴いてください!」ダム湖に沈められる地権者たちに、5年ぶりに面会した中村知事。2時間以上に及ぶ訴えを聴いてくれたので、何らかの進展があるかと期待したのですが、(マスコミも見ている中、聞いてる素振りだけのガス抜きでしかなく)彼には何も伝わりませんでした。 面会を終えた後の第一声。「事業全体を進めていく必要があるという事を改めて感じた。」 事業を止めて立ち止まってくれ、自分達を追い出さないでくれという、住民たちの涙の訴えを聴いた直後。よくもまあ。せめて、「理解をしてもらうための説明の不足を感じた」とか「引き続き理解を得る努力をしたい」でしょ。人間の反応ではない。 僕はこの経緯を説明しながら、思わず言葉が途切れてしまった。怒りと悲しみで、悔しくて言葉にならなかった。 僕はこの5年ぶりに、住民に向き合った中村知事にちょっと期待があって、この日県庁に遠征したのだが、見事に裏切られた。 そして、今回説明しながら、大きな事実に気が付いた。今まで。何度面会を申し入れても拒み続けてきたのが、5年ぶりに初めて顔を出したのは、実は、強制収容が完了したその日だった!のであった。 昨日までの地権者が、今日は地権者である県に対して、不法占拠している立場の人たちとしての面会なのだ。法的には完全に立場が逆になっている。 昨日までは、地権者の皆さんに立ち退きをお願いする立場だった県知事が、今日は(勝手に名義変更をしておきながら)県所有の土地を不法占拠しているコウバルの人々を見下ろして「俺の土地を不法占拠している者たちよ、何しに来た、とっとと帰れ」との姿勢で臨んだのである。 だから、9月19日を選んだのだ。(人間のすることじゃない。!)僕は、この日付けの意味に、説明をしながら気づいて、絶句した。 夜討ち朝駆け、油断をしていると、早朝や夜中に座り込み現場が押しつぶされる、コウバルの人たちは、交代で座り込みをしながら、24時間神経が休まることはない。一方で、交代ごうたい見回りに来る県職員は8時間の勤務時間だけ。夜は家族団らんで酒を飲み連休を取って家族旅行もできる。安全圏にいる。 地権者たちに対峙しても(俺が地権者だ!という法的優位=合理的説明もないまま一方的に強制収用して作った優位があって)安全圏にいる。 このあまりの理不尽に、怒りと悲しみで、言葉を選ぶことが出来ず、嗚咽をこらえるのがやっとの説明報告。
by mmatusaka
| 2021-05-03 17:21
| 諫干・環境
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