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2021年 05月 28日
今回、噴火30周年を「定点」に焦点を当てて検証している。第3回。
昨日受け取った『広報しまばら』6月号も特集を組んで、表紙に被災地あとの写真を掲載してある。 短いコラムで、要点を外さないためには、否定される側に厳しい。東北震災の復興後のスーパー堤防を一言のもとに斬り捨てている。雲仙普賢岳災害復興の、中尾川も切り捨てた。かつて赤松谷の無人化工法も手厳しく断罪した。今回、さりげなく定点に建てられたモニュメントにもやんわり(きびしく)批判を入れている。(利権やメンツは切り捨てて結構だが)当人たちは良かれと思って、「災害の教訓を風化させないため」に頑張っているだけに、つらいものがある。松坂に敵が多い所以だ。 かつて、著名な脚本家市川森一さんは、島原市の講演会で、被災地は災害を食い物にする土木業者どもの草刈り場になっていると言ってのけた。納税額番付に載る有名人なら許される?人徳があれば、真意も伝わるだろうが、出すぎてしまえば、出る杭も打たれない。というが、対立する考え方の片方に立てば(それが正論であっても)反対側からの攻撃は避けられない。甘んじて批判を受ける覚悟はしなければならない。 その後、Facebookで再びつながることになった神戸金史(かんべかねぶみ)さん(当時、毎日新聞の島原支局記者として.災害後の島原を担当)に労作『雲仙記者日記』がある。氏もまた、風化をさせないために、当時の記録を、ネットを通じて再録している。皆さんもFacebookなどでつながって、読むことができる。今回再読して、いろいろ考えさせられる。第2章3章あたりは、おとといの僕の記事『定点はどこ?』ときれいに重なることを再発見した。 僕がもう少し上流まで足を伸ばして、定点にたどり着いていたら、そこが神戸記者との最初の出会いになったかも知っれない。奇遇なすれ違いだ。神戸記者との出会いは、写真カメラ関係ではなく、その後の「まちづくり」を通じての復興期までおあずけとなる。 昨今(例えば原爆の悲惨を伝える)語り部の(高齢化)問題が取りざたされる。雲仙も神戸(こうべ)も東北も、もちろん実体験者の生の声は貴重だ。迫力もある。しかし伝える方法は色々ある。本もまたその一つ、今時ならビデオ等の発展形ユーチューブだってある。 テレビ文化や学校教育習慣で、1時間(実質45分)に収めないと伝わらないという思い込みに毒されていないか。ツアー御一行、教室の児童生徒全員を飽きさせず集中させられる限度は1時間、と。1時間で伝わることは限られている。100人にダイジェスト版を配布することと、心ある一人に100%を伝えること。受け取る側を信頼して100%で伝えれば、100人は無理でも心ある数人が育つかもしれない。 実は、語り部活動やダイジェスト解説は「きっかけ」に過ぎない。最初の一歩だ。伝わりやすい表現を工夫して、写真や図表を駆使して、動画も交えて、実体験を伝え、現場に足を運ばせる努力は必要だ。 しかし、記念碑モニュメントに金をかけ、報告書を分厚くするために協賛広告を集めることが、(手段が)目的化してしまい、記憶を伝えるためのきっかけとしてのモニュメントが、モニュメントが完成することで記憶が伝わったと思い違いをする。
by mmatusaka
| 2021-05-28 13:52
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