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2021年 07月 10日
最近めっきり少なくなってきたが、ハードカバーの単行本には、リボンしおりが定番だ。使い慣れると結構便利だ。いわゆる紙製の栞(しおり)とか、押し花とかの手の込んだ可愛い栞は、悪くはないが、機能的にはリボンしおりがいちばん使いやすい。 島原図書館で借りた『ローマ人の物語』は第2巻だけでなく、第1巻も第3巻も。かなり読み込まれていて、このリボンしおり、すっかり擦り切れて短くなっている。このリボンしおり、対角線の長さがないと、いまいち使いにくい。 で、僕は、持っている本から(リボンしおりを切り取っても構わない本から)切り取って、ボンドで上手に継ぎ足して、補強して長さも確保した。都合3冊リフォーム。やや得意。 塩野女史がこだわるように、文庫本は、持ち運びが簡単でなければならぬ。で、ハードカバーの単行本を文庫化するにあたり、厚みも含めて持ち運びしやすいように分冊で刊行された。15巻が43巻に。 そしてしっかり、文庫本といえども、リボンしおりが付いている。で、改めて確認できたのだが、ざっと見渡すと、新潮文庫だけがリボンしおりを付けていて、岩波も角川も、文春も講談社も、リボンはついていない。造本の過程でリボンを付ける工程に、どの程度の手がかかるのか分からないが、(つまりは価格にも反映するのだろうが)新潮文庫に敬意を表したい。 『ローマ人の物語』が新潮社でよかったなと思う。文庫化にあたって、塩野女史のこだわりを受け入れてくれたであろう「本づくりの哲学」を感じる。 で、こうして改めて、元祖のハードカバー単行本と、後続の文庫本化を比べたい。近頃、老眼もあって、文庫本より、大きい単行本の方が読みやすいかな?!と。ところが、よくよく比べてみると、文庫本は単行本を縮小印刷したものではない。(漫画は明らかに縮小だけど。)活字は全部、文庫用に組みなおされているのであった。(もっとも今は、組直しとは言わないのだろうが……) 文庫本の方が行間も文字寸法も大きくなっていることは新発見だった。文庫本の方が読みやすいのだ。行の長さ(文字数)が短い分、行間移動もスムーズで又同じ行に戻る事故も少ないというわけだ。 と、いうわけで、『ローマ人の物語』を巡る文庫本うんちくでした。
by mmatusaka
| 2021-07-10 00:42
| 読書
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