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2021年 09月 25日
何事も無かったかのように、9月議会も終了した。議会(議員)は行政の監視役としてのチェック機能をきちんと発揮しているのだろうか。ここ数年来、島原市議会に限らず、議会が硬直化し機能不全に向かっているように思えてならない。どうもすっきりしない。
もとより、僕は(最大多数の最大幸福は承知の上で)どちらかというと、(ちょっと)弱い立場の側(多くの場合少数派)に立つことを宣言しているわけで、多数決議決においては、負けることも多い。スポーツマンが、「試合が終わればノーサイド、悔いは無い」は、本心ではないように、当然負ければ悔しい。ではどうすれば、次は勝てるか、どうすれば理想に一歩近づけるか、と、切り替えるわけだが。どうも、そこがすっきりしない。スポーツで言えば、ルール違反や審判不信のような。 もともと政治の世界、小異を捨てて大同につくとか(清濁併せ呑むとか)、妥協点を探す(折り合いをつける)のが仕事ではある。理想と理想をぶつけ合って(色んな価値観があるわけだから)結果は妥協。 そのプロセス(経過)を見せるところが議会で、100を求めていた市民も、「なるほどそのような事情があるのなら50で納得しよう」と思い、市長や議会の真剣勝負を見て、政治を信頼する。不平たらたらで50に文句を言い続けるか、50を納得して、ありがたいと思うか、後者の生き方の方がはるかにいいはずだ。そのような意味で、政治は妥協の産物とはいえ、人々に「夢」を与えることも出来るはずだ。 島原市議会は、今回9月議会も、通常通り「一般質問」が組み込まれた。議員の権利である(多くの議員は義務でもあると思っている)。時間は限られているわけで、そこに議会規則があり、運営のルールがあるのは当然だ。 ①事前に質問内容を通告すること。 ②持ち時間は一人片道30分以内。 服装から始まって、図表を使う場合の取り決めとか、タブレット持ち込みのルールとか、細かい取り決めもある。 時間をきちんと管理しようと思えば、「質問・答弁合わせて60分」の方が事務方はらくちんだ。答弁を丁寧にすれば、質問時間を削ることになり、(国会質疑がこの往復時間管理なので、無用のはぐらかし答弁で時間を稼ぐ弊害もあるわけで)質問者が時間をコントロールできるように、島原市議会の場合は、質問時間を30分として、(事務方は残時間表示管理が大変だけど)議員は確実に質問事項を調整でき、答弁者側は、相手の持ち時間を気にすることなく、丁寧に答弁ができる。だいたい結果として、往復60分ぐらいで決着はつく。質問者が30分以内で切り上げる場合もあるわけで、大まかな目安。(途中、議事がストップして中断することもある。) 国会は、議員総数の4分の1以上が要求すれば、臨時国会を開催しなければならないと、憲法に定められている。このコロナ禍の大事な時期だからこそ、色んなことを決定しなければいけないわけで、まあ、理由はともかく、憲法を無視して(何日以内に開くと決めてないから、そのうち開くよ、開かないとは言っていない、と?)国会を拒否する、安倍菅政権は論外であるが。 まあこのコロナという未知との遭遇にあっては、マスク着用はもちろんのこと、様々な工夫や、新たな取り決めも必要になるだろう。 このウィズコロナの状況の中、全国の地方議会も様々な対応があった。行政レベルであれ、民間レベルであれ、「三密を避ける」とか「不要不急は中止延期」などの時代背景。議案予算次第では(臨時議会を招集することなく)専決処分を容認したり。旅行を伴う視察研修は延期したり。そして一般質問の自粛縮小という対応。 質問議員だけが議場出席をして、質問以外の議員は(会議成立要件を満たす範囲で)リモート参加(ケーブル視聴)とか、の工夫を入れて大事な大事な一般質問だけは確保しようという努力もせずして、あっさり「中止」とか、代表質問とか、時短とかに流れた議会のなんと多かったことか。様々な価値観があって、コロナ終息を最優先する考え方もあるとはいえ、議員の中に「一般質問」を不要不急に位置づける輩が結構いたこと。議員の仕事は議場外にあり、という考え方。(荒っぽい言い方をすれば、政治は料亭でやる的な。) 島原市議会は、昨年一回だけ、代表質問という形で対応した。その後は、通常に戻っている。 聞くところによると、大村市議会は今議会も、元来60分の一般質問を30分に縮小したという。まあ、島原に比べれば陽性者の発症数も多かったとはいえ、それぞれの議会(運営委員会)の判断だから、何とも言えないが……。 (大村市議)吉田ひろし議員によると、自らの一般質問の中で「自分は30分に短縮することには反対である」旨、個人としての感想を述べたところ、議運で決定したことだからと、その発言をとがめられたとのこと(大村議会中継録画で確認済み)。30分ルールを守らなかったとかではなく、その時間ルールに従ったうえでの発言なのに。言論の自由はどこへ。 実はこれ、島原市議会でも同じようなことがあっている。 もちろん社会はルールがあってのこと、ルールは守らなきゃならない。決まったルールには従わなきゃならない。しかし、その決定に至る過程で、反対であった(今も反対だが、決まったことだから従うけど)と考えを述べることがなぜとがめられるのか? 僕のような少数会派の発言だけが封じられているように見えるかもしれないが、自信を持って、矜持を持って異を唱えているから目立つだけであって、どうもこの自由に意見を述べられないムード(僕に対しては目に見える圧力だが)は、多数会派の中にも存在しているようで、それは無言の圧力であったり、非公式の場でのとがめだてであって、自分の考えに自信がない、矜持のない議員は早々と、周りに合わせて忖度して、自分の考えを引っ込めてしまうだけの事だと思っている。 しばしば場外で聞かれる多数派からのコメント(僕に対するアドバイス)。「俺もその点については同じ考えだったが、多数決で決まったことだから、考えを改めよ。」と。 委員会の時点で(ある意味白紙状態で)反対(賛成)していながら、いとも簡単に最終日には賛成(反対)に回るなど(途中でどのような圧力に屈したのか、丁寧な説得を受けて納得をしたのか、忖度したのか)節操のない者に言われたくないことだ。 典型例:議場ガラスパネル問題 核兵器禁止条約への署名批准を求める意見書
by mmatusaka
| 2021-09-25 15:11
| 島原の自治と議会
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