避難訓練で見えたもの

　昨日（11/7）は、島原7地区のうち、白山・霊丘・森岳・杉谷の４小学校区が参加する大掛かりな避難訓練があった。震度６強の地震が発生した想定で、各地区防災会（町内会）はまず最寄りの集合場所に集まって、次に指定避難場所に集結するというものだった。　小学校・中学校ともに、日曜日を振替登校日として、出席扱い（休めば欠席扱い）、よほどのことが無ければ小中学生は全員参加したことになる。僕の住む町内（上の町二区）は参加者２１名（うち小中学生４名：子供が少ない！）。会長さんが人数点呼を取っていたが、個人名は把握しないでいいのだろうか？町内に集まって、指定避難所（第一小学校）に移動？悠長すぎないか？人によっては町内避難所と指定避難所が逆方向だ、とかなんとか。婦人会の人たちが検温とか、非常食の受け渡しとかで頑張っていた。市職員・消防団員は有事の際も別行動（公助）だろうが、本番でも婦人会の方たちは別行動なのか？右往左往。学校では放送設備は機能していない。そういう（停電）想定なのか？参加者口々に疑問を投げかけていた。雨天の際は訓練中止との告知（※）だったが、雨天時こそ大事では？真剣みが問われる！強烈な批判も聞かれた。

　小学校の集団登校じゃないわけで、町内で一旦集合後、指定避難所へは無理がある。訓練だから２回に分けたけど、本番は違いますでは何のための訓練か？なるべく現実に沿った想定でなければ……などなど。

　※追記：改めて案内チラシを確認したが、【雨天時中止】の表記はない。雨天時は中止になるという情報はデマだったのか？

　ともかくも、色んな問題点を並べるだけでも大いに意義ある訓練だったのではないだろうか。

　総まとめとして、町内会長（自主防災会会長）以上の幹部等はその後、霊丘公園に集まって、総括の集会があった。先般（６・３がらみ）安中地区でも同様の訓練があって、最後は復興アリーナに集合した。総参加者数4212人との報告。　僕ら議員は、参加者たちの正面に並ぶよう案内された。消防署はじめ参加各団体名の紹介の後、来賓紹介として、県会議員一人ひとり氏名を上げて紹介が始まり、次は市議会議長、え～全員やるの？。「ほか市議会議員の皆様」と一括紹介で、ほっとする。表彰式典とか戦没者慰霊祭など、ほとんど選挙運動のように紹介されることを連想して、ぞっとする。考えてみたら、そもそも、防災避難訓練で来賓紹介は不要だろう。
　12月議会、今回の避難訓練は話題にのぼるだろうか？９月にも町内会問題を取り上げたが、あと一押しかな。