公務員のボーナス（横道）

　かつて、阿久根市長として役所と議員のズブズブ関係を暴露して、一世を風靡した竹原信一氏、自分たちの支配体制が根本から揺らぐことになり、まさに国家レベルで竹原攻撃を展開した。高々数万人の小さな地方自治体のたった一人の市長に対して。まさに狂気の沙汰であった。同時に警察の闇も暴かれたので、更にいじめられた。マスコミも痛いところを突かれて、反発した。

　竹原さんの言い分は「嘘」ですよ。と、徹底的に展開された。普通に考えれば、竹原氏の方が正しかったことは明白だ。しかし竹原氏に同調すると、徹底的にいじめにあう。松坂はぶれずに今も竹原支持ではあるが……。

　例えば、自治体運営のお金の使われ方を「まず、市長と職員が自分たちの取り分を確保して、その決定権を持つ議会にも山分けをする。つまり、税金を市役所（市長と職員）と議会で山分けして、わずかばかり残ったお金をどう使うか（ある者は土木工事優先に、ある者は福祉にと、）騒ぎ立てるのが議会である。」と。本当のことを暴露してしまったのだ。これは阿久根市だけの問題ではなく、ほとんどすべての自治体に共通する「仕組み」。この真実が広まってしまえば、現状の仕組みの上で胡坐をかいている輩にとっては、そのよって立つところが根底から覆される。

　どうやら今、阿久根市はその市長選の真っ最中らしい。

　今回僕が指摘している、公務員ボーナスの扱いは、その一例である。これほど明白な国民市民への裏切りは無いのだが、竹原さんの訴えがことごとくあいつらに妨害されゆがめられたように、今回の僕の指摘も無視されるのだろう。普通に考えれば、僕の修正案は極めてまともであるのだが、おそらく非常識扱いになるのだろう。松坂に付き合えば、そもそも、役所や議会で守り続けてきた山分け構造をひっくり返すことになるから、自分の分け前を手放さなければならなくなるのだ。

　僕も、神様でも仙人でもないのだから、ボランティアしようとか奉仕精神で無報酬を望んでいるわけではない。正当な報酬は主張してよいと思っている。ひところ公務員天国と呼ばれる時代、公務員をたたけば国民市民に受けるということで、公務員叩き議員叩きを繰り返した大坂発祥の維新何某の会が躍進し、今もその勢いがあるのは何ともギスギスしてやりきれない。

　僕は竹原さんと同様、おかしなところを指摘しただけなのに、たまたま役所批判になる場面もあって、松坂は「維新の会」か、とか、最近では「参政党」かとか言われたりするが、彼らとは全く違う、一緒にしてくれるなと、確認したい。

　上手に巧みに複雑にして、とにかく国民市民に分かりにくくして、山分け構造を維持したがる勢力を相手に、どう戦えばいいのだろうか。

　修正案の提案説明で、とにかくわかり易く訴えて、真実を一人でも多くの市民の皆さんと共有したい。全国の心ある政治家に呼びかけたい。

　阿久根市民の皆さんは、竹原信一氏に投票することをお勧めしたい。

※阿久根市が今市長選になっているということを、全く把握していなかったので、全く運動が出来ていなかった。僕の呼びかけで、3人ひとが動き、3票差で当選！になったら愉快だけど。健闘を祈りたい。

　最近はほとんど接触もなく、ウォッチングもしていなかったので、丁寧な応援は出来ないが、

　その後も色々物議をかもしていたかもしれないが、このごろで言えば明石市の泉市長が連想される。（一般的に）議会や役所がここまで腐敗堕落していなければ、その反動としての極端とも取れる発言は、エスカレートすることもないのになあと、ついつい直情径行に走る自分自身を重ね合わせて、共感を覚えるのである。

　本当はじっくり熟議を重ねて、住民至上主義を貫きたい。でもその前提は熟議に参加する人たちが「住民のため」を願っていることが前提で、「今だけ、カネだけ、自分だけ」の人たちと相容れないのは明白だ。共存できないのだ。