無法議会：島原市議会

　自分の属している「島原市議会」を誇りに思いたい。しかし現実はどうか！なんとも情けない。こんなでたらめな議会に属していて、しかも、それを善導できないもどかしさ。恥を晒す（さらす）くらいなら、もう、ほおっておいて、自分の頑張りだけをアピールして、お茶を濁して……

　でもさすがに、法を順守すべき議会議員でありながら、違法を知って、放置するわけにはいかない。糾弾する！

　

　先般の島原市議会６月定例会最終日、違法な採決がなされた。議会で、決定しなければならない手続き。広域圏議会議員の選出を巡って。

　松坂は、正規の手続き（本則：自治法118条第1項＝選挙）での選出を求めていたのだが、多数派の横暴？違法な手続きで、大事な人事案件が通過してしまった。
　上田議長は、自治法118条に沿って、選挙は省略し、その第２項を使い「指名推薦」の方法を取った。議長は、県央県南広域圏議会（島原半島３市を中心に構成して、消防や介護保険などを進める一部事務組合の議会）に派遣する５名の議員を自分を含め全員自民党から選出するという暴挙に出た。
　もちろん人事案件なので、円満に話し合いで決まればいいのであるが、そもそも会派委員長会議段階では、９名の希望者があって（自民６に対して、非自民３）調整は難航した。希望者の声は一方的に押しつぶされた格好だ。　多勢に無勢とはいえ、議会運営委員会では、自民の1人が辞退、非自民３名は排除して、自民５人に内定した。松坂は、議運委員ではないが、傍聴議員として、この内定には異を唱えてはっきり意思表示をしていたのだから、その対応を考えるのが議運の役割だが。無視された。
　そして本会議。当然、松坂は異議を唱えた。自治法（法律）は守られず、全会一致でなければならない決定を多数決で押し切られた。19人中、13名が自民党の安定多数、余程の（自民）内紛でもない限り、選挙（本則）に持ち込んでも、結果は同じだったかもしれないが、「違法な手続き」に間違いはない。　上田議長は、議長になった最初の議会で、違法な議事を進めて汚点を残す結果になった。
※注：下線部分、最初記憶ミスで、自民５に対して、非自民４と報告していました。訂正します。（大筋の姿勢は同じです。）この件は、更に詳しく報告します。
　議長の横には、議会事務局（長）が補佐を務めている。事務局は、こうした議長の議事運営の原稿まで用意するぐらいなのだから、違法か違法でないかのチェックはきちんとしなければならない。事務局も全く機能していない。　　法律を守って正規の手続きをしても、どうせ、結果は同じなのだから、時間短縮に協力してくださいよ。というわけだ。議運委員も最初から諦めている？実は、議運メンバーは、この一連の手続きが違法であることを知らない。（膨大な法律に照らして、その違法性をチェックするのは、最終責任は議員であり、運用をする議長にあるとはいえ、それが違法であることを指摘するのは、議会事務局（の仕事）だと思うのだが、いかが？）　　その議会事務局が、この違法性を知らなかったとすれば、それはそれで問題だ。
　いずれにせよ、島原市議会は、無法地帯だ。