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2023年 07月 22日
議員は、本来業務以外に各種委員を引き受ける。いわゆる「あて職」というやつで、町内会長を引き受ければ引っ付いてくる各種審議会委員とか、今回話題になっている、法律の定めがあって、議員の中から選ばなければならない「島原地域広域市町村圏組合(一部事務組合)議会議員」(以下広域圏議員と呼ぶ)のようなものもある。20種類ほどあって、一人だったり、二人だったり5人というのもあって、40弱のポストがある。19人の議員で引き受けるので、一人二つほどが割り当てられる。
各議員、得意分野もあれば、関心を寄せる分野もある。で、初めに各議員がやりたい委員を二つ選んで、一覧表にする。定員以内に納まれば、即決。定員オーバーのポストで、譲り合い話し合いで、希望者の少ないポストを受けてもらう。まあ。ここまでは普通だ。(会派代表者会議から議会運営委員会が引き継いで調整) 議員の本来の役職としてのポスト、常任委員会や議会運営委員会の正副委員長を先に決めるので、その人たちは、定員オーバーポストを降りて、空きポストへ、とか(かつての話し合いが、先例となって、それに従ったりする。) そして、定員オーバーの当事者たちが話し合って、(普通なら、話し合いの過程で、くじ引きとかじゃんけんもあるのだが)決裂なら、議運でさらに審議。 ギウンでの調整は、あくまで内定であって、決定ではない。特に、本会議での選挙(議決)が必要なポストは。きちんと自治法に基づかなければならない。 ●監査委員1名(市長提案のため、希望できず) ●広域圏議員5名(希望者9名) ●県央県南広域環境組合議会議員3名(希望者4名) ●長崎県後期高齢者医療広域連合議会議員1名(希望無し) ●長崎県病院企業団議会議員1名(希望1名:本田順也議員) 以上が、その本会議議決が必要なポスト。重要ポストといっていいだろう。 今回、広域圏議会議員に希望を出したのは、 馬場勝郎議員(平成会) 本多秀樹議員(平成会) 永田光臣議員(新風会) 上田義定議員(新風会) 北浦守金議員(実践クラブ) 本多松弘議員(庶民の会) 本田みえ議員(カラフル) 松坂昌應議員(カラフル) 楠晋典議員(長浜会) の9人。(上6人が自民、下3人は非自民) 定員オーバーポストは、広域圏議員(9→5)と県央県南議員(4→3) 広域圏はかなり厳しい、カラフルから2名は遠慮しろと言われそうなので、 本田みえ議員を残すようお願いして、希望の無い後期高齢に回ろうかと一瞬よぎったが、「島原半島は一つ」を目指す立場、譲れない。(最後は本田みえ議員にお願いしてでも議席を貰おうと思っていた。そのためには、二人で最後まで踏ん張って、譲歩する形で一議席貰おうと考え、本田みえ議員にも、簡単に辞退しないようにお願いしておいた。) 本多松弘議員は、早々と、辞退して、(恩を売りながら?)後期高齢の重要ポストを確保した。賢明な判断。 同時に、本田順也議員も県央県南を辞退して、病院企業団(既に確保)を確実にした。残るは広域圏議員8名。 本来であれば、ここで、本田順也議会運営委員長は「ここでいったん休憩をして、別室で当事者8人による調整協議をお願いします」と、促すべきところを、いきなり「調整がつかない場合は、委員長に一任ということでよろしいでご異議ないでしょうか。」と、議長権限を振りかざした。この原稿は議会事務局が準備していたということを押さえておきたい。 かつての心ある議会運営委員長(もしくは議会事務局)なら、別室協議を促して、そこでなるべく円満に、くじ引きを含む譲歩を促すなどのアドバイスをしただろうが、どうせ無理だと思ったか? よく、「報告書の案分は委員長一任でよろしいでしょうか」とか「委員長一任」はしばしば使う言葉で、一見民主的に見えるが、極めて危うい。うっかりスルーして「異議なし」などと承認すれば、議運長のやりたい放題になってしまう。議運長の専権を認めさせてしまえば、議事進行はスムーズかもしれないが、それはだまし討ちでしかない。(議会事務局は、議運長一任は最後の最後の方法であることを認識して、原稿を準備してほしい。) 僕は、議運傍聴席から、「まだ話し合いもせず、いきなり委員長一任はオカシイ!」と異議を述べ、本来あるべき別室調整を提案し、そのように運んだが、自民の5人は最初から話し合うそぶりもなく、「降りてくれんね」とかの言葉もない。決裂。 議運が再開され、そこで妙案(名案)が出た。議運委員の草野勝義委員から「会派から二人出ているところは、一人に絞ってくれれば、5人になるがいかがか」と、 本田順也議運長は、この委員からの提案を無視して「決まらないようなので、委員長一任ということでよろしいでしょうか」とまたも、頓珍漢な発言。 場外だけでなく一斉にブーイング!「草野委員の提案の賛否も問わないのか!」と。 議会運営委員は6人。 本田順也委員長・本多松弘副委員長・本多秀樹委員・ 馬渡光春委員・草野勝義委員・松井扶公委員。 ちょっとそれるが 議会としては、各常任委員会を最初に組織するわけで、各議員自分のやりたいことを賭けるわけで、どの委員会の属すかは重要な問題だ。そこでしばしばその調整に難航する。希望する委員会には定員があるので、オーバーしたら、定員割れの委員会に移動してもらうわけだ。(この委員会の決定過程は、又詳述します。) その際、しばしば出てくる譲歩案が、同じ会派から二人は遠慮してくれというもの。(島原市議会は、三つの委員会があって、だいたいの会派は3人が基準なので、申し合せというか、常識的に受け入れられている。) 閑話休題 草野委員の提案は常識的な、解決案だった。僕は、想定通りの展開に、本田みえ議員の説得に切り替えねばならないと思った。のだが……。 自分の筋書き通りに進めたい本田順也委員長と仲間たちは、最初から自民5名を押し通し、非自民3人を排除する結論だったことが、あまりに露骨であった。 草野委員の提案を無視(というより、予定外の進行に対処できない無能をさらけ出している)して、ブーイングを受け、事務局から助言を受けながら「ただいま草野委員からの提案がありましたが、それでいいでしょうか?賛成の委員は挙手を願います」と、採決を促した。 ここからが島原市議会のデタラメだ!この草野委員の提案に、松井委員・当然、草野委員、そして本多松弘副委員長が挙手をしたのである。議運会議室の議席には、議会事務局長、議長、副議長も列席しているが、この3人はもちろん、本田順也副委員長にも議決権はない。委員長を除く残り5人の多数決。3人が挙手して、草野委員の提案が可決した。 委員長は、事務局長に促されるままに、「賛成多数ですので、草野委員の提案に決定しました」と。騒然となった!話が違う。やり直しだ! 本多松弘副委員長は良識に従って挙手したのか?意味も分からず賛成したのか?いったん可決した提案の採決をやり直して、本多松弘副委員長に、今度は手を上げさせないで、草野委員の提案を否決したのであります。 これが逆だったら、(本多松弘議員の思い違いであったとしても)このような採決やり直しなどありえない。 そして、委員長一任を押し切り、自民の5人に決定をしたのであった。 これが、本会議で違法な採決(本来選挙にしなければいけないのに、押しボタンで反対があったにもかかわらず、それを全会一致異議なしと判断して通過)に至った裏事情である。 議長も、議場からも「議運で決定したことだろうが!」とさかんにヤジが飛び、テレビを見ていた市民や、新人議員の中には、「松坂が、議会のルールを破って本会議を混乱させた」と、思う者もいるのではないか。 これが島原の民主主義なんです。 前々回の本ブログで、法的根拠も示したが、 今回のような押しボタン採決をしなければ、 上田義定議長は「異議ありの声が聞こえなかったので、異議なしと判断して自治法118条に基づいて決定しました。」という逃げ道もあったのだけど、 あれだけハッキリ「採決パネル」で異議を確認したわけで、確信犯だ。責任を取って辞表を出すなり、きちんとごめんなさいして、本則に基づく議会運営しないと、今度、広域圏議会で、「島原の5人は違法に選出された議員だ!」といわれても返事は出来ないのである。 5人の広域圏議員は違法な手続きで居座っている状態だ。 ※議会運営委員会もまた、制限公開なので、その会議録を取り寄せても、委員長の許可がなければ見ることもできず、一応、その会議録も確認して、正確を期したいところであるが、この報告は僕の記憶に基づいて記している。大筋間違っていないので、細かい文言で異議のある方は、言ってください。確認できれば訂正します。
by mmatusaka
| 2023-07-22 20:17
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