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2023年 08月 16日
さらに輪をかけて、この時期、先の戦争時の(原爆投下時の)話になると、全て、あの頃は仕方がなかったこととして、許されてしまう。言葉の上では「戦争は絶対悪」と断りつつも、戦火を潜り抜けてきた人々の人格を貶めるわけではないのに、許されざることがまかり通る。 究極の具体的構図は、あの戦争は、侵略だったのか、欧米の侵略を食い止めるための戦いだったのか。と。今も続く、中東のニュースに接するたびに虚無的になっていく。 閑話休題。とうとう、この夏は一週間近く店を休む羽目になった。昨日(8/15)までと表示していた『盆休み』を、本日書き換えて、あと二日延長した。実は、家内制手工業である「わかば写真館」は、スタッフ全員がコロナに感染してしまい、このような結果となった。 結果として、いつ訪ねて行っても対応してくれる写真屋さんという長年の信用は、僕の時代になって、すっかり失せてしまい。それでもご利用していただいているお得意様からも「事前に電話してからじゃないと、会えない。」と言われるまでになってしまった。時代のせいもあるだろう。 今も昔も士農工商、営業時間も店休日もあって無きが如きだった。僕は2代目だが、親の代には、営業時間も休日も表示さえしていなかった。DP組合で毎月2回の定休日取り決めがあったが、たまたまその日に重なる日に、ちょっと店を閉め、出かけるときだけ組合からもらった表示板を立てかけていた。 大手(現在地)に移転開業(昭和33年)して、「一日たりとも収入の無い日はなかった。」と両親が話していたのは、僕ら兄弟が学業を終えてしまったころだったろうか。(昭和50年頃?)。「そうだね~、さすがに今日は(ずーっと雨で)一人も客が来なかったね」と、店を閉めようとすると、「フィルムば」とか「爺さんの死んだ!遺影ば作ってくれんね」など飛び込みがあったという。その話を聞いたとき、住居兼店舗で、一緒に住んでいたので、そうだったね、と、うなずいたものだった。 一年365日(しばらく店員を雇っていた時期もあるが)毎日両親二人で切り盛りしていたのであった。考えてみれば、小・中・高を通じて、一度たりとも家族で宿泊を伴う旅行はしたことがない。父親が(修学旅行の撮影同行で)留守の事、母親が何かの団体旅行で不在の事もあったが、もちろん子供の僕らが、合宿やらキャンプやらで外泊することはたまにあっても、この店が完全休業する日は、一晩たりともなかったのである。 今だと、(表示した)営業時間外に訪ねてくる人は「時間外にごめんね~」と言ってくれるお客さんもいるが……まさに昭和は遠くなりにけり。だ。平成・令和と時代は流れ、僕の代になって、働く時間は大幅短縮してきたが、今も真面目な商店主は、自ら定めた営業時間を守っている。年20回(?)までは、その日急に子供が熱出して休みますとか、有給で休める時代になった。(役所など、大いに融通が利くが、いまだに、自由に休めない中小事業者も存在するとはいえ、時代は大きく変わった。)いまだに「お客様は神様だろうが!」とパワハラまがいのおじさん(偉いさん)も存在はするが、「コロナになりまして」の切り札を出せば、「しょうがない。」と。 年中無休で働いていたのは、うちの親だけではなく(ひょっとしたら、うちだけ?)、普通の事だったと、認識している。勤め人の親を持つ級友から、家族で旅行に行った話を聞いても、うらやましいとか、思わなかった。商売人という職業の家庭の普通の子だった。 これまた同じ境遇でも、僕らの上の団塊世代の上の人たちは(高度成長時代の前を知っているだけに)あれこれ貧乏・苦労が重なって、これまた個人差家庭差があって、親代々の分限者もいれば、漂流する(借金に追われる)者たちもあったろう。ともあれ、自分の場合は、紆余曲折あっても、好きな大学まで行くことが出来た。 格差社会は広がり、どんなに、辛抱努力しても、人と同じスタートラインにも立てない子供たちが、少なからずいる。(もちろん、昔も、かわいそうな子供たちはいた。)。時代はいい方向に向かっているのだろうか。
by mmatusaka
| 2023-08-16 16:56
| 個人的なこと
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