テレビなどで刑事ドラマなどを見ることがあるが、現実に告発とか刑事告訴とかしたことはないので、その場合どのように展開していくのか、実はよくわかっていない。
有明の森フラワー公園の問題では、いまだ払いが滞っているなどと聞いて、それは確かに悪事を働いたものがいるとしても、島原市が一定責任を認めているのなら、一部だけでも支払いに応じてはどうか。と、この12月議会でも質問提案をした。
昨日の報道で、若干の進展があっていることが報じられている。
2023/12/21 西日本新聞
先の9月議会で、いつまでもぐずぐずしているのなら、僕の方で刑事告訴しましょうか!?と質したのに対して、市長は、そこまでのご配慮は無用です。自分でやりますというような対応だった。 報道によると、この9月議(9/6)の少し前(8/17)に行動(刑事告訴)を起こしていたことになる。捜査等の関係で、公表が4か月遅れたという事のようだが、公表に踏み切ったという事はそれなりの展開があったという事なのだろうか。
以下、9/6の会議録のやり取りを。
********************************************117 : 2番(松坂昌應君)
(中略) それから、前回か前々回か私言っていましたけど、不正なことでも上司の言うことは聞かなきゃいかんのという話をしましたね。そしたら、いや、違法なことは聞かなくていいんですと、公務員法で上司の命令は聞かなきゃいかんけども、違法なことは聞く必要はないというふうなやり方だったんだけれども、改めて今回、重要な法律をちょっと見てきたんです。それは刑事訴訟法第239条、ここに公務員の義務が書かれているんですね。紹介してください。
118 : 総務課長(永井建児君) 議員おっしゃっております刑事訴訟法の第239条につきましては、第1項につきまして「何人でも、犯罪があると思料するときは、告発をすることができる。」と規定されており、第2項で「官吏又は公吏は、その職務を行うことにより犯罪があると思料するときは、告発をしなければならない。」と規定されております。
119 : 2番(松坂昌應君) つまり我々市民は、見つけたら告発することができるんだけれども、公務員はその職務を行うことにより犯罪があると思料するときは告発をしなければならない。義務規定なんです。だから、私はあのとき、やり取りしていて、上司がおかしいことをせろと言われたときに、それは聞く必要はないじゃなくて、告発しなければならなかったんですね。この件についてどう思われますか。
120 : 市長(古川隆三郎君) 本当に数年にわたっておかしい不正な経理が行われていた。当然、誰の指示で、誰がそれに従ったかなと、こういったことは、やっぱり司直あたりできちんと明確に調べてほしいと思っています。 ただ、携わった職員については、これはおかしいなと思った時点が何度もあったろうとやっぱり思います。だから、そのときに告発や告訴という言葉ではなくても、速やかに上司にこんなことがあっているのはよくないと。これはやめるべきだということをまずそういったことをきちんと言う、このことが欠落していたなというのは私自身も反省をしていますし、再発防止ということに関連していくわけですが、今、松坂議員がおっしゃるように、不正は不正だと、白か黒かといったら黒だということを明確に言えるような組織体制にしなければいけないなということを痛感しているところです。
121 : 2番(松坂昌應君) 第三者委員会の報告にも、こうやって通報することによって、本人が不利益を被るかもしれんみたいなことを守ってあげるようなシステムもやっぱり必要だというふうなことを書いてありましたよね。そのとおりだと思います。そこですよね。 警察に委ねると言っていますけれども、もしこれで動きがないようであれば、私のほうで告発をしてもいいですよ。誰それを名指しで、こいつを捕まえてくれ。何人も犯罪を見つけたら告発する権利はあるわけですからね、告発をすれば警察は動かざるを得ないということなので、よろしくお願いしたいと思います。ちょっと重い内容でしたけれども、これ、市長どうぞ。
122 : 市長(古川隆三郎君) 今、松坂議員、非常に冷静にいろんなお話をされていますが、それは告発とか告訴という問題になれば、これだけ大きな不正経理を我々認めてというか、あった事実を認識していますので、それは当然、私どものほうでそういうふうな司直に委ねることをすべきでありますので、そこまでの御配慮は必要ないかと思います。********************************島原市議会、会議録より