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2024年 01月 20日
さっそく、島原図書館では「紫式部コーナー」が作られ、関係書籍が紹介されている。奥のほうの、『松平文庫』展示コーナーには、『紫式部日記』の写本も紹介されているから、この二つのコーナーをつなぐなりして、島原の『肥前島原松平文庫』には、源氏物語関係も多数収蔵されていることをアピールしたい。 と思って、久しぶりに図書館2階の松平文庫を訪問した。「源氏物語」で、検索すると、42点がヒットした。1点ヒットしても、それは54冊だったりするわけで、ざっと、数百冊は源氏関係だ。お願いして、数点、閲覧させてもらった。(掲載許可が出たら、その様子も画像でお伝えしたい。)この源氏物語関係コレクションは、松平忠房公が如何に文学好きだったかを証明している。 入手経路の中に「三條西(さんじょうにし)○○」というのが、時々出てくるのだが、東山時代(室町初期)の文化人三条西実隆(さんじょうにしさねたか)が有名だ。忠房公の前任地福知山は京に近いから?三条西家には顔なじみだったのかもしれない。三条西実隆が筆写した「源氏」は定評がある。 その実隆の日記(実隆公記)によると、宗祇先生に「古今伝受」受ける学友肖柏に、文明8年8月19日のくだりに、源氏物語「夢浮橋」を書写してくれよと懇望されたとあるとのこと。 文明8年は1476年、夢浮橋は源氏の最終章。松平文庫の源氏は慶長7年1602年の筆写だが、三条西家に伝わる源氏が原本ではないだろうか。ちなみに忠房公は1619年生まれだから、お父さんの時代?お祖父ちゃんの家忠公も文学好きだったが関ケ原(1600)で散った。 閑話休題。紀元1000年頃成立の「源氏物語」が平安時代だけでなく、室町時代、江戸時代も読み伝えられて今日に至っている。と同様、気になる書名が出てきた。 ドラマの中で、紫式部の幼女時代、漢学者だった父親が『蒙求』(もうぎゅう)を教えてくれるのだが、蛍の光窓の雪など、故事成語がたくさん出てくる書物らしい。 これ(『蒙求』)がひょんなことから、(先ほど紹介した)実隆公記にも登場し、数日前に読了した『天草島原一揆後を治めた代官鈴木重成』にも登場したというわけだ。鈴木重成は忠房公よりちょっと年長で時代は重なる。 つまり、『蒙求』もまた『源氏』同様、ずっと日本の文化の真ん中にあったというわけで、知らなかったな~ということで、再発見!というわけ。
by mmatusaka
| 2024-01-20 01:02
| 読書
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