地元紙は市議会定例会をどう伝えたか

　だいたい定例議会をコンスタントに報じてくれるのは、地元紙「島原新聞」地方紙「長崎新聞」ブロック紙「西日本新聞」だ。島原新聞は、全国でも例がない地域密着紙で、予算や決算の委員長報告とか、一般質問はなんと一人一人紙面の大半を使って報じてくれたうえで、最終日には議決の主なものも載せてくれる。もちろんそれぞれの場面で分かったビッグニュースは、本来の新聞らしく素早くスクープする。（例、一般質問のやり取りで、市長の市長選出馬宣言）

　地方紙やブロック紙は議会最終日の議決概要を数行で報じる。

島原新聞

人事案件まで丁寧に報じている。

一方、長崎新聞や西日本新聞は、紙面が限られているので、他市とのバランスもあって、数行だ。それでも、その議会の中で、何が重要かを選択する記者の目が光る。

長崎新聞西日本新聞　注目すべきは、長崎・西日本とも昨日松坂が嘆いた意見書の扱いは、ニュース性を感じたのか、少ない紙面できちんと取り上げている。

西日本は「沖縄県で起きた」を補って、分かりやすく報じている。

　長崎新聞は、通常報道だけでなく、島原市議会終了後にあった「全員協議会」の内容まで、キチンと別枠を取って報じている。（緑色枠が、通常枠）

不正会計を受けての倫理規定施行は、一般性もあるニュースと判断したのだろう。

　松坂が、指摘した「なぜ（議会の審議議決が必要な）条例にせず、（市長一存で決定できる）規定で済ませたのか？」も、ニュース性を感じてくれたのか、丁寧に報じてくれている。

　全員協議会は、島原市議会の場合、ビデオ放映されていないので、わざわざ、足を運んで、しかも議長に傍聴許可を受けなければ取材できない。ありがたい記者魂だ。