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2024年 11月 14日
僕の生きている社会では、同時に二人の女性を愛することは間違いであると、教えられてきたように思う。キリスト教西洋の考え方かもしれない。一夫一婦制というわけで、法的にも重婚を認めていない。 平安時代はどうだったのか?今も国によっては、複数の妻を持つことを認めているようだ(一夫多妻)。逆の一妻多夫はあまり聞かないが…… 世界を代表する『源氏物語』では、主人公光源氏は、何人もの女性と交情をかわす。光源氏の心の動きは人類普遍の感情として受け入れられている故に永遠の文学として生き残っているのだろう。社会秩序を維持するために(法で)ルールを作って「同時に二人の女性を愛してはいけない」としても、人の本姓は「同時に二人の女性を愛する」こともあるという厳然たる事実。 二人のうちどちらかを選び、どちらかは切り捨てなさい、と、社会が求めても、人はそうはいかないのである。僕には娘が二人いて、どちらもそれぞれに愛していて、順位をつけることは出来ないし、片方だけを選べなど、ありえないわけで。その事実をもってしても、同時に二人の女性を愛することは、人間の本姓と言える。(この点については、親娘と恋愛対象を同列に並べるなよ!と受け入れられないことが多いが……) かつて自分は、社会通念に毒されていて(?)同時に二人の女性に惹かれた時、自分を呪った。その気持ちを、間違ったものとして排除した。したがって『源氏物語』も単なる女たらしの話じゃねえかとの評価だった。 一人の女性を愛するという素晴らしいことが、たまたま二人以上に同時並行したばかりに、否定されていいのだろうか。もっと人を愛する気持ちを大事にしていたらどうだったろうか。と。いま頃になって悔いている。 『光る君へ』の視聴者は、10人に一人というから、伝わらないかもしれないが…… まひろ(のちの紫式部)の父為時は、母以外の女性のもとに通っている。そのような父に反発を感じていたまひろであるが、ある日、父が行き通っていた場面に遭遇する。荒れ果てて、ヨモギ生い茂る屋敷に、病に臥せっている女性がひっそりと住んでいた。その女性を献身的に看病している父の姿があった。 『源氏物語』の「蓬生」(あるいは「花散里」)をほうふつとさせる。まひろは、母を愛するように、この女性を愛しているんだなあと、父の愛の形を受け入れるのだった。 むろん大石静の脚色であるが、人を愛することの素晴らしさが伝わってくる。
by mmatusaka
| 2024-11-14 00:43
| 個人的なこと
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