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2024年 11月 21日
(つづき)
トゥルーコストを考えるグループ討議で「紙の価格(価値)」のような話が出た。 コウゾやミツマタを細かくして水に沈殿させ和紙を作る工程(紙漉き)を動画等で見たことがある。『光る君へ』で、かの源氏物語を書くようにと、道長は紫式部に紙を贈った。紙はものすごく貴重で、高価なものだったかがよく伝わってきた。 現在はどうか、500枚の紙が一束500円を切る価格で出回っている。メイドインインドネシアなどと。どう逆立ちすれば、このような価格になるのだろうか。インドネシアでは住民が、原材料の切り出しに駆り出されているのではないか。私たちはあまりにも安易に紙を浪費していないか。 アマゾンで、文庫本の古本を求めたことがある。第12巻を注文したのに、また第11巻が届いたので、苦情を伝え、交換を要求した。当然、送料は着払いで送り返すつもりだったが…… 値段は1円の品物で送料が254円というわけで、その254円も大量の契約があって(しかもその何割かが、)アマゾンや関わる古書店に配分される仕組みなのだろう。1円は本当の価格(トゥルーコスト)ではないはずだ。 対応は、誤送の確認をすることもなく、電話一本で「それは処分してください、返送の必要はありません。すぐに第12巻を送ります。」と。考えてみたら、電話とて「かけ放題」契約だからいいものの、一昔前なら市外電話(携帯電話)料金だけでも、大変面倒 なコストが考えられた。 品物の取引に流通も含めて様々な経費コストが掛かることは承知で、それは品物の価格に含まれるはずだったのではないか。貴重な書物を割安で提供し大切に使いまわすという古本屋さんの哲学や矜持はどうなるのか。 はがきや郵便を駆使して、「大変申し訳ありません、〇日後になりますが、そちらを伺う機会がありますので、その時に代品をお持ちして、交換しますので、それまで保管しておいてくださいませ。ご迷惑おかけしております。」とか。そんな時代はもう存在しないのか。 平安の宮中では、源氏物語が大流行り、能書家たちは、何冊も筆写を頼まれたらしい。「え~っ、また『須磨』の巻を届けたの、ごめんね、すぐ『明石』の巻を手配するから、しばらく待ってておくれ。それ○○さんの北の方に届ける分だったので、すぐに回収に伺います。よろしく。」であって、「それは処分してください。」は無かったろうと思う。 労働に値段をつけ、時間をカネで買う。現代人は、ノイローゼになってしまうよ。 本当に必要な仕事(エッセンシャルワーク)が、いやなら辞めてもらっていいんだよ、他に代わりはいくらも居るのだから。で クソどうでもいい仕事に法外な値段がつけられる。本当の価格は何だ?本当の価値は何だ。
by mmatusaka
| 2024-11-21 19:25
| 差別をなくす
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