古川市長四選

　11月24日（日）島原市長選挙告示日、午前９時頃の大手広場市役所前。時間的には、届け出てすぐの時間ではないだろうか。事務所前とか近くの神社とかでの出陣式があったとは聞いていないので、実質的な出陣式？国会議員級の応援弁士数名の推薦応援の弁のあと、古川市長がマイクを握った。３期12年の実績を報告し、4期目の抱負を述べた。企業誘致を真っ先にあげ、あとは無難な挨拶だった。特別な新機軸（例えば、12年前、現職の庁舎計画に対して、縮小方針をぶつけるとか）は聞き取れなかった。現職なのだから、現在進めている方向・方針を継続したいので承認してくれということなのだろう。

　高規格道路も、順調に進めている（進めたい）とか。子育ても頑張るとか。……までは言っていたようだが、島鉄北線は死守するとか、学校統廃合を進めていくとか立ち止まって考えるとか、島原城を国指定文化財にするとかしないとか、文化会館は予定通り廃止するとか延命するとか、具体的な話は無かったように思えた。（一週間かけてじっくり訴えるとして、短く終わった出陣式だった。）無投票の公算が大きい予想だったのだから、この際、国会議員や議員らも立ち会っていたのだから、じっくり政策を訴えて既成事実にしてほしかったところではある。

　そのあと夕方5時まで、市内を遊説して回ったようだが、結果として無投票になり、市民がじっくり市政を考える機会にはならなかったようだ。選挙公報は出ていないし、選挙ビラ（16000枚発行可能:印刷代は公費補助あるが、折込費用は候補者負担）もほとんど出回っていないのではないか。

　ほかの議員さんにはどうだったかわからないが、僕には応援要請とか、事務所開きの案内とかも無かった。（前回は、案内があったような気もするが……）。いずれにしても今回は、特段、市長選挙については主体的に動いてはいない。条件を付けて（次の4年で、こんなことに力を入れてほしいとか）支援をするとか、僕らの想いを実現できそうな別の候補を擁立するとか、動かなかった。

　自民党など、公認だったのか、推薦だったのか？公認とか推薦なら、政策協定とかあって、これは出来ない、これはしなければならない、などある？どこまでフリーハンドが貫けるか。この際、応援者支援者が、勝ち馬に乗る意味で、無条件で応援してくれているなら、市長もやりやすいだろうが……どうだろう。

　いずれにせよ、とりあえず、古川市長は４年間の任期を得たわけで、当然議会の過半数の同意がなければ、予算も使えないし、職員が協力しなければ厳しいのだが、先ずは、市政の執行権を手に入れたわけで……思い切りよく頑張ってほしい。僕は議員として、是々非々で対応し、大局観を持って、正すべきは正していきたい。

　なんかはっきりしない報告になった。12月17日で、現任期はそのまま18日、新任期に継続する。特段の変化はないのだが、12月議会、通常は月初めに召集されるのだが、今回は12/18以降の招集となる。12月議会は年をまたぐ日程になる。