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2025年 02月 02日
![]() 『この身体がつくってきた文明の本質』ルイス・ダートネル著(東郷えりか訳)
実に面白い。示唆に富む話だ。納得のいく世界史。人類の歴史を、この1冊で説明できているようなスケールの大きい本だ。なるほど、ナルホド!そのような見方切り取り方があったのか。と。何度も何度も再発見があった。 ************************************* (以下 アマゾンの紹介文より) 身体を持った生物としての人間が、いかに文明をつくってきたかを壮大なスケールで描く大作。『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』と『世界の起源』に続く3部作の終巻。 「肉体」をもった「生物」としての人類の壮大な歴史! 人間には肉体的な壁があるからこそ歴史はつくられた。 「身体」から初めて世界史を総合的に解き明かした名著! ベストセラー『この世界が消えたあとの科学文明のつくりかた』で始まる3部作の最新作。 疫病、人口問題、遺伝的変異、アルコール・カフェイン・薬物、長子相続、認知バイアス……。 歴史を動かした身体性! 本書「はじめに」より 本書では、人類の歴史の奥深くまで潜り、文化や社会、文明に人間の根本的な特徴がどのように現われていたかを探ることにする。ヒトの遺伝子や生化学、解剖学、生理学、心理学上の奇妙な癖がどのように発露してきたか、そして一度の重大な出来事という観点だけでなく、世界の歴史で終始一貫して長期に見られた傾向の結果や波及効果が何であったかを探究したい。……ヒトの体の特徴は、僕らが互いに学ぶ慣習や行動、技能などの人間の文化的発展に、もっと微妙な方法でも影響をおよぼしてきた。 目次 はじめに 第1章 文明をつくるソフトウェア 第2章 家族 第3章 エンデミック――風土病 第4章 エピデミック――流行病 第5章 人口統計 第6章 気分を変える 第7章 コーディング・エラー 第8章 認知バイアス おわりに 謝辞/訳者あとがき/図版リスト/原注/参考文献/索引 「訳者あとがき」より ルイス・ダートネルの新著『この身体がつくってきた文明の本質』は、「壮大な規模の歴史と現代世界の形成を異なったアングルから探ろうと試みた3部作の3巻目」とのことであり、そのすべての翻訳にかかわれたことを、たいへん光栄に思っている。原題(Being Human: How Our Biology Shaped World History)『ヒトであること――人間の生態がいかに世界の歴史に影響をおよぼしたか』からわかるように、今回のテーマはずばり人間そのものであり、歴史上のさまざまな出来事を理解するうえで、生物としてのヒトの特性や制約がどう関係してきたかを読み解くものだ。人口問題と戦争の関係にも随所で触れており、長子相続制などと絡めて歴史を見る新たな視点を与えてくれる。 著者ダートネルはまだ40代前半の宇宙生物学を専門とする研究者で、現在はウェストミンスター大学の教授でもある。科学者でありながら、本作では生物としてのヒトの進化論にとどまらず、ヨーロッパの王朝や大航海時代や植民地主義の時代などを、さながら歴史書のように細かい出来事を追いながら、その背後にあった生物学的な遠因を明らかにして見せる。……ヨーロッパに限らず、世界のどの国でも言えることだが、世襲制の支配者たちは権力を保持するために近親結婚を繰り返したことによって、結果的に自分たちの首を絞めていたのだ。 疫病・感染症に関しては2つの章が割かれており、とくに風土病と植民地主義の関係がたいへん興味深いものだった。アメリカの当初の13植民地は、カリブ海やラテンアメリカ、アジアやアフリカの植民地と同じものなのか、入植者と植民者、あるいは開拓者というのは何がどう違うのかと、長年、疑問に思っていたためだ。ヨーロッパ人は自分たちが移住する新天地を求める際には風土病で命を落とさずにすむ温帯地域を選んでインフラを整備して「入植植民地」を築いたが、マラリアや黄熱病のはびこる熱帯では、現地の先住民、またはこれらの感染症に遺伝的に適応し、シーズニング(順応)もしたアフリカ人を働かせ、ひたすら自然の富を強奪する「収奪的植民地」としていたのだ。…… 人間が精神状態を変えるために摂取するアルコール、カフェイン、ニコチン、アヘンなどの物質をテーマとした章は、飲料水の問題とも関連して非常に面白かった。……アヘンを吸引する習慣はオランダ領だったフォルモサ(台湾)から広がったと考えられており、痛み止めや咳止めとして飲んだ場合と比べて、依存性が高くなることを本書から知った。日米修好通商条約でアヘンが禁輸になったのはアメリカの総領事ハリスが、清朝でアヘン吸引が蔓延する状況を憂慮し、イギリスに先駆けて条約を結ぶための駆け引きにも利用したおかげだった。しかし、日本滞在中に重病を患ったハリスは、自身もアヘンをタバコと混ぜたものを薬用で吸引していたと、通訳官のヒュースケンが書いている。アヘンは現在もオピオイド薬として市販薬にも含まれており、そうした薬を常用することで依存症になっている人が急増している。 本書は、多様な認知バイアスが歴史上におよぼした事例もまとめている。日々のニュースを見聞きするなかでも、わが身を振り返っても思い当たる節が多々あり、訳しながら苦笑の連続となった。翻訳作業はじつに楽しいものだったので、読者の皆さまもラムやジンに、レモンの輪切りでも加えたものを啜りながら、楽しくお読みいただけたら幸いだ。… ****************************************** かつて、B君に紹介された『ローマ人の物語』(塩野七生)も、僕にはとても面白かった。しかし、紹介してもらってから、読み始めるまでに7年がたった。で、今回はすぐに読み始め、読み終えた。内容が濃すぎるので、もう一度読み返す必要がありそうだ。 いったいB君は、どのようにして「本」を探し当てるのだろうか。(大きな本屋の本たちを巡り歩いて、手に取って見つけるらしい。)で、今は(写真左)この作者の3部作の最初の分を読んでいるとのこと。 先般より紹介している斎藤幸平の視点にも通ずるところがある。B君も、先日僕が紹介した(僕はたまたま、偶然で見た)NHKBSスペシャルの斎藤幸平君特集を見たという。僕のこのブログを見たというわけではなく……まあ、テレビというのは典型的なマスメディアという事で、たまたま、同じ番組を見たねと言うのは良くある話なのだが……見ている世界が同じ世界のようで、嬉しく頼もしい。 というのも、こんなこと考えているのは、自分だけじゃないのかなあ、マイナー少数派なのかなあと孤立感を深める昨今。案外、僕と同じように考えている人も少なからず存在するんだという安心感。(例をあげれば、脱成長に向かう世界観)
by mmatusaka
| 2025-02-02 20:55
| 読書
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