無所属まきやま大和くん

　牧山大和県議（大村市区選出）の県政報告会を聴きに行った。大いに納得のいく、なかなかの報告会だった。　きっかけのチラシもなかなかセンスがある。一番最初に「石木ダム」をもってきているのもすごい。県議の報告会なのに、国会議員３名の国政報告がおまけについてくる、豪華な内容だ。

　牧山君本人は、「司会進行の、まきやまです。」と脇役に回る感じだが、国会議員に敬意を表しながら、まず、県政の報告を、所属委員会とか多数を占める自民党会派ではない改革２１会派に属す無所属議員であること。この夏参院出馬表明をしている深堀県議も飛び入り（？予定通り）参加、同じく国民民主の白川あゆみ県議も会場にいた。深堀県議を壇上に上げて、対話形式で、県政報告、同時に国政に向けての紹介。

　おなじみ山田勝彦君とも対談形式で「令和の米騒動」農業問題。続いて、コロナワクチン被害やBSL４問題、この手の第一人者、川田龍平君との対談だ。川田龍平の立ち向かっている問題が丁寧に語られた。

　真打（とは思っていないが、）立憲の有名どころお隣り佐賀県から。テレビやYoutubeのようなトーク（トランプ擁護派なのはいいが、物言いがトランプに負けず劣らず強圧的で断言口調なので、僕は苦手だけど）、会場を沸かせた。

　政党主導の報告会だと、おそらくこの３人は壇上のお来賓席に並ぶだろうが、会場の一般参加者に交じって不通に座っていて、ふんどし（名前札）もない。結果として牧山君はずっと壇上にいて、会場から、お歴々を引っ張り上げる。このひょうひょうたる演出は牧山流だろう。

　石木ダムが少し動いた。先般、大石知事が久しぶりに石木住民との説明会を実施した。「このおぜん立てを引き出したのは、堀江ひとみ議員が、一般質問で言質を取っての実現である」と、県議会議員の議会という公式の場での仕事を紹介した。言わずと知れたことだが、堀江県議は共産党のエースだ。

　壇上の国会議員は、３人とも立憲、対談に登場した深堀県議は国民民主、肝心の牧山大和は、無所属でござる。諫早・大村地区に限らず、立憲は連合との関係などでややねじれている。そこを上手にコントロールする牧山君である。無所属の強み（誰とでも仲良くできる）を最大限発揮している。無所属市民派を任じている松坂としては、大いにあやかりたいと思う。

　相棒本田みえ（島原市議）も参加していた。同じ会派（カラフル）を組んでいるのに、全く事前相談なしである。長崎大村から参加の同志たちから、「島原からなのに別々に来たの？」と問われ、「そうなんです、全くのバラバラ、誘いも無かったんです。松坂さんは公共交通派なの。」とミエ。それはお互い様じゃないか。しかし、こういう場所での思わぬ合流は嬉しい。３年前県知事選を戦った、ボランティア市民同志も多く参加していた。イサカン仲間、石木仲間。

　報告し足りないが、中身の濃い報告会だった。石木ダムも止めよう。オーガニック給食もやろう。食の安全。希望の見える集会だった。牧山君ありがとう。