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2025年 10月 30日
![]() ![]() ![]() 意味は分からないまま、カタカナで言えば「デカダン」的というか、刹那的というか、アンニュイというか、そんな雰囲気。永遠に続く普遍的なものには対極にあって程遠いけれど、偶然出会った一時的な、しかし鮮烈な想い、精神エネルギー。でも、そこには確かに「真実」があった。そこに生きた証があった。そんな感じ。 市民劇場の10月例会ということで、ミュージカル『洪水の前』。久々にどっきりワクワク生きている実感が得られた。撮影が禁じられているのがつらいが、劇団のHPから、2年前の画像が見つかったので、こんな感じということで拝借。 ミュージカルは、一曲一曲が、完成形なので、いくつもの芝居の連続であり、一つ一つで楽しめる。設定が1930年代大連のダンスホールなので、踊りがセット。 はじまるや、いきなりダンサーたちが踊って歌う。キャバレーの一角でアルコールを飲みながら舞台を眺めている感じ。セクシーな女性たちに目移りしながら……。すぐに自分の好みのタイプの踊り子にロックオン。銀髪のぽっちゃり姿、躍動感あふれ、笑顔が愛くるしい。少し後ろめたいような怪しげな気持ちが交錯して、何のぼせてんだよと、もう一人の自分が、突き放す。 彼女の名前が知りたい!接近したい!当時、そのダンスホールに通える場所にいたら、常連さんになって、追っかけになるかも。すっかり彼女に夢中。彼女のとりこになってしまった。と。 このダンサーたちの一人が、このミュージカルの主役だから、どうしてもほかのダンサーたちは脇役で、バックコーラスで、芝居全体の雰囲気づくりに貢献するための役回りだから、この2時間の芝居では一面的な描かれ方になるだろうが、主人公同様、一人ひとりに人生があるわけで、僕がそのキャバレーの客たちに紛れていてれば、この銀髪の彼女だって主人公になれる。何故なら主人公は自分なのだから。まだ彼女の内面も知らない段階では、単なる外見しか見てない、そのお色気に惹かれるエッチ心だけじゃないか。と、言われるかもしれないが、恋するきっかけは案外そんなものだ。 ガイド(パンフ)を見ると、そのあらすじとして主人公日暮(文士志望)は、下宿を探している身持ちの悪いアバずれダンサー茉莉を友人に引き合わせられるとなっているが、実は日暮は、僕と同様、最初の出会いはダンサー茉莉の華々しい舞台である。一目会ったその日から!なのだ。 主人公たちは、紆余曲折ありながら、それぞれ想う相手に落ち着きハッピーエンドに……。しかし時代が時代、もうすぐそこに「戦争」が、『洪水』が迫ってきている。彼女たちの運命は(おそらくこのまま続くことはなく)歴史に翻弄され、悲劇が待ち構えている。 しかし、そこにはしっかり愛があった。生きている真実があった。できれば戦争などなく、平和な時代が続けば、その愛は成就したかもしれない。と。日暮は作品を完成することが出来たのだろうか。その本の冒頭に「この作品を茉莉に捧ぐ」の献辞をそえて。 独りよがりな、感想でした。
by mmatusaka
| 2025-10-30 19:08
| 個人的なこと
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