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2006年 04月 12日
『票田のトラクター』というタイトルの漫画がひところ流行った。漫画だから小説やテレビドラマと同じで、フィクション(作り話)ではあるが、原作者によると、それなりの取材の結果という。いわゆる選挙をモチーフとした漫画である。
本当に頻繁に耳にする風聞がある。南目の選挙はお金が乱れ飛んですごいんだって。お札の入った封筒がポストに入ってくるげな。1ヵ月後に南島原市の市長市議選を控え、またぞろそんな話が方々で聞かれる。ところが決まって、「自分もそんな風にして、お金をもらってみたい。何故かうちには封筒は入ってこない。」というコメントがついて、ゲナゲナ話で終わるのである。 今日も夕刻テレビドラマ『水戸黄門』の再放送を流していた。代官が御用商人から巻き上げた200両を賂(まいない)として(偽者の)黄門様に差し出す場面がある。ニセ黄門は差し出された包みを開いて思わず「百両!」と叫び、間に入って残りの百両をフトコロしていたのが発覚し、悪者仲間に見とがめられた代官は、照れたように「百両で足りなければ、もう百両」と追加して着服失敗の場面があった。 『票田のトラクター』によると、盆暮れや選挙前には○○党本部から500万円1000万円単位で「もち代」と称する軍資金が配布されるとのこと。それって常識らしいから驚きである。帳簿にあげられないお金を扱うウラ選対というのがあって現ナマ攻勢があるという。(まああくまでフィクションということで、聞き流しておこう。)1億円用意しても間に入る者が半分はフトコロに入れるから末端に行き渡るころは10分の1以下になっているという。 票をお金で買うなんてことは許されないはずだが、票を売りにくる人がいる。新人松坂が出馬した、新人で1票でも票が欲しかろう。と、ある老人ホームのような施設の事務局長と称する人がやってきて、「うちには20票は確実にある、あなたのような有望な新人に是非がんばって欲しい。」「ではお願いします、これが僕の政策資料です。20部でいいですか、30部お渡ししますからほかにもお知り合いに薦めてください。」と応じる。なかなか帰らない。かといって僕の政策を聞こうというのでもない。施設に預かっている人たちは言いなりで確実票であることを言って、じっと待っている。親の同級生ということで対応していたが、吐き気がしてきた。似たような事例は僕のところだけでも他に2~3件あった。 (次はゲナゲナであるから、聞き流して欲しい。)過去のこと。候補者のところに3000万円の現金を持ち込み、「選挙には軍資金が必要だろう。これは賄賂ではなく、あなたを政治家と見込んで貸すのである。だから利息は取らない、無利子で貸す。借用書を書いてくれ。」 ところでウラ選挙はそれなりに大変である、摘発されれば即御用である。商業チラシのポスティングや街頭のティッシュ配りとはわけが違う。本当に信用の置ける(←これって信用なのかな?)人間にしか任せられないのである。 「自分はこの道のプロである。この3000万円は確実に配って票にしますよ。任せてください。」というわけである。数名に100万、200万使って、候補者の周りをうろちょろさせて、工作をしているそぶりはぬかりない。見せ金3000万はそのままこのブローカーの金庫に戻り借用書だけが残るのである。 「票田のトラクター」の法則を頼るまでもなく、10分の1の原則どころか、預かった100万円はともすると全額フトコロだ。ばら撒けば足がつく、領収書が取れるわけはない。お金を減らして危険を買うより、「きちんと配りました」と報告だけでとどめるに限る。 かくして、3000万円のお金が配られたという事実がゲナゲナ話となる。見せ金としての事例が関係者に報告される。「封筒の中身は1万円だった。」ということは3000人の票を買ったことになる。3000人もいれば、そろそろ自分ところのポストにも入ってきてよさそうなものだ。この前もらった白菜をめくると1万円が出てきた。お茶っぱの袋に万円札が混じっていた。などなどまことしやかな希望的(?)事例が言いふらされることになる。 政策で候補者を選ぶ選挙にしたいものである。かといってパンフレットや選挙公報はきれい事ばかりで、見極めは難しい。普段からの活動を通じて、この候補者はこんな考え方をしていることを伝える必要がある。してみると新人には実績がないので厳しい。現職は実績があってもなかなかわかってもらえるだけの情報発信にはなっていない。そういう意味では現職も新人もなく、結局どれだけ人に会い自分を知ってもらうかが鍵である。 ブローカーに任せたら着服されるのが落ち、直接自ら現ナマを手渡すために人に会う・・・というのは、又まったく別世界の話である。
by mmatusaka
| 2006-04-12 19:29
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