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2006年 08月 07日
長野県知事選挙田中康夫氏が落選。難しいものである、全国区でのニュースを見る限り、田中さんの政策は素晴らしく、あのちょっと気取った東京弁や女学生趣味のようなヤスキチくんグッズなど好みがちょっと違うなあと思っても、十分お釣りの来る政策と実践があったと思っている。
長野県民は惜しいリーダーを失ったようだ。「白河の清きに魚の棲みかねて元の濁りの田沼恋しき」。応援に駆けつけたわけでもなかったが、残念に思っている。旧態依然とした議会、そこに胡坐をかく官僚。あまりに孤立無援過ぎた。難しいものである。 田中さんが新党日本を立ち上げたときちょっと感じた違和感を思い出した。「地方から、日本を変える」のが田中さんではなかったのか?!と。何で又東京なんかに舞い戻るのか?!と。新党日本での主張はいちいちもっともだった。今までの田中さんの主張とどこもぶれてはいなかった。「燕雀いずくんぞ鴻鵠の志を知らんや」。でもこれは守備範囲を広げすぎるのではないかなあと、ちょこっと思った。 たまにテレビに出て、雑誌に連載を持ち、長野という地域から情報発信をすることは適切な行動だと支持していた。新党日本についても長野県から参画する分にはOKだった。党首にふさわしい人物が不在だったわけである。 田中さんの言い分を聞けば新党日本は必然だったかもしれないが、素直に長野と東京を二股かけてると思ったのも事実である。そんな風に思った人が10人に1人はいたかもしれない。それが今回の票に出たのかもしれない。 僕はこれを機に、考えることはやめないし勉強も続けるが、世界や日本を論じ、平和や環境を訴え、情報発信することは少し控えようと思う。(基本的には、島原という一地方自治体が守備範囲との自覚は持ち続けているつもりだが・・・)限られた力を、まずは地域に優先させよう。と、言い聞かせている。そうでもしなければあまりにデタラメすぎて、イスラエル問題をとっても靖国問題をとっても言いたいことは山のようであり、体がもてないのである。
by mmatusaka
| 2006-08-07 23:41
| 島原から日本を変える
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