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2006年 08月 09日
さだまさしの稲佐山コンサート。毎年8月6日の広島の日に実施。今年で20年というからすごい。長崎県の誇る偉大な文学者であり音楽家。肩肘張らずに軽妙な語り口の中でさださんのメッセージが光る。広島の日に長崎からと言うだけで、そのメッセージの主題は反戦平和に決まっている。ここまで明白なメッセージも無いと思う。
さださんの追っかけではないから、その軌跡は詳しくは知らないし、過去の内容がどんなものだったかも知らない。20年を区切りにラストコンサートということで、NHKで本日録画放送されていた。おそらく今までになくはっきりとした口調で(かといって押し付けがましくなく)反戦平和を訴えた。「考えて欲しい」から一歩進んで、「一人ひとり何が出来るか、そして行動を!」と! 毎日新聞・長崎新聞の報道。これだけ頑張って訴え続けても、止まらない戦争。無力感と悔しさがにじむ。 島原市れいきゅう公園にある原爆殉難碑にて追悼式典があった。参列した。猛暑の中参列者たちは喪服で汗だく。まるで我慢比べだ。猛暑の火の海で水を求めて彷徨った被爆者たちのことを思えば・・・と皆自らに忍耐を強いる。 今年の長崎市長のメッセージは「怒り」まで盛り込まれた。「むったんの海」のしおりちゃんはその後も社会派、今日は「被爆くすのき」の紙芝居でテレビに出ていた。素晴らしいことだ。 そんな夕方のニュースに共感を覚えつつ、さださんのコンサートを聴き、勇気を貰うのである。
by mmatusaka
| 2006-08-09 23:35
| 戦争と平和
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