久間ｖｓチェイニー

　ひょっとしたら 久間さんが防衛大臣になったのは不幸中の幸いだったのかもしれない。防衛庁昇格そのものが不幸なのであるが、わが郷土出身の 久間さんは頑張っていると思う。（現存の政治家を評価するのは控えた方がいいのであるが、 久間評を通じて、今の僕の考え方の一端を示しておこうと思う。）
　武器商人（武器産業オーナー）米副大統領チェイニーが来日しているという。ブッシュもまた武器商人であるが、このペアは戦争をするのを目的に政治を動かしているから始末が悪い。

　そんな中で 久間防衛大臣はチェイニーアメリカにシカトされているという。大人気ないアメリカの子供のわがままを、「副大統領といえば大統領と同格なんだから、私は格下。」と謙遜しながら、完全に子ども扱い、あっぱれである。

　猫も杓子も長崎新幹線をオメイテ、鹿島市を非難する推進派の中にあって、「あわてないでいい、地元（鹿島市など）に納得してもらい同意が得られなければ、強引に進めるべきでない。」というもっともなことを表明した男である。そんなことを評価して、「自民党につける薬はない（1.11）」では、唯一ましな自民党政治家と称えていたところである。
　若輩に「まし」と言われて褒められているとは思わないだろうが、松坂は高く評価している。v(^_^)

　その後、アメリカのイラク戦争を批判（１/２４頃）、普天間基地問題でも地域を尊重せよ！と 久間節が炸裂している。同盟国を攻撃する第３国を攻撃する集団的自衛権を先ず現憲法下でなし崩し解釈し、その実情に合わせて憲法を合わせるといういわゆる安倍晋三型「憲法改正」案に対して、率直に、戦争をするなら憲法を変えなきゃ（国民の合意を得なきゃ）だめさと、筋を通して戦争も外交の選択肢に考える「憲法改正論」を唱える 久間さんである。
　僕は憲法９条が日本の存在理由だと思う積極護憲派だから、 久間さんとはちょっと違う。違うけれども、国民（市民）の理解を得ようとする正攻法は気持ちがいい。（安倍ちゃん、正攻法の意味、分かっていないでしょ！）