情報発信!
「正直がいちばん!」
島原市議【松坂まさお】のブログ 松坂まさお公式HP 森岳まちづくり facebookはこちら ↓「以前の記事」の指定月をクリックすると、ひと月分のタイトルが一覧できます。 ↓「検索」にキーワードを入れれば、その語を含む記事が見つかります。 検索
最新の記事
カテゴリ
全体 はじめに 東京学生寮問題 諫干・環境 市庁舎建設問題 商店街とまちづくり 島原の自治と議会 島原鉄道を残せ! 阿久根に注目 島原から日本を変える 戦争と平和 情報発信 オーガニック 社会時評 個人的なこと 行財政改革 差別をなくす 文化・芸術・教育 島原半島は一つ 読書 役所改革 議会改革 未分類 以前の記事
2024年 03月 2024年 02月 2024年 01月 2023年 12月 2023年 11月 2023年 10月 2023年 09月 2023年 08月 2023年 07月 2023年 06月 more... 外部リンク
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
2008年 03月 31日
16歳の頃の思い出は鮮烈だ。高校生になって、半島一円から同級生が集まって急に世界が広がった。お互いが皆転校生モードである。男子は皆ライバルであり、女子はいちいちドキドキの対象だった。駅の名前はそのまま新しい友人の属性になった。
汽車通学生が、駅毎に仲間を増やしていく様はほほえましくもうらやましくもあった。K君は蒲河(かまが)駅から乗るらしく、無人駅だとはやし立てられていた。いつも笑顔の愛くるしいMさんに「松坂くん」と呼ばれると不思議な気持ちになった。僕のいた中学では女子から男子には「さん」付けだったので、新鮮な感じがした。彼女は堂崎駅から乗っていたようだ。 その後、蒲河にも堂崎にも新たな情報は付け足されないので、有家の海辺を走るたびに、蒲河の地名から同級生だったK君を連想する。若くして異郷の地で客死した彼は、夢を語りあった16歳のままである。 堂崎の海岸線は国道より山手にある。車で走りながら、司馬遼太郎が愛した有家の海辺はこの辺だろうと思い込んでいる。島鉄南目線には数えるほどしか乗っていないので、駅のイメージは無い。堂崎の地名から、16歳のMさんの笑顔が鮮やかによみがえる。堂崎の海岸をドライブするたびに登場する彼女はあの頃のままである。 先般、駅の清掃活動と署名集めに参加したとき、初めて堂崎駅のホームに立ち、界隈の町並みを歩いた。制服姿のMさんがよみがえる。重そうなカバンを両手で持っていた。いつも笑顔の彼女が、窓辺で物思いに耽っている。その口もとを見てドキリとした。僕の視線に気づくといつもの笑顔に戻っていた。 Mさんがほんとに堂崎だったか、「君づけ」で呼んでいたか、分からないのだけれど、堂崎に登場する少女は16歳のMさんなのである。
by mmatusaka
| 2008-03-31 23:17
| 個人的なこと
|
Comments(0)
|
ファン申請 |
||