ブルーインパルス

　島原城の築城400年を祝って、ブルーインパルスが10/20やってくるという。雲仙普賢岳噴火災害時、自衛隊は島原城に前線基地を構えて、島原を支えてくれた。世話になったのは島原市なのに、その島原市（島原城）にはお世話になったと、お祝いに駆けつけてくれるという。

　たまたま、ネットフリックスとかアマゾンプライムだとかナントカで、ブルーインパルスをモチーフにしたテレビドラマを観た。

　『図書館戦争』で図書館の尊厳を守る（専守防衛の）図書隊を描いた有川浩の『空飛ぶ広報室』だ。有川浩は「ありかわひろ」で、女性作家だ。かつてこのブログで『こちら県庁おもてなし課』を紹介したが、同じ作者による。　なかなかさわやかなお話だった。ブルーインパルスのパイロット候補だった主人公は、不慮の事故で、適性を失い、飛行機に乗れない体になった。航空自衛隊の広報室に配属され、再出発をする。自衛隊の全面協力を得て？制作されたドラマのようだ。

　

　東日本大震災のあったあの日、ブルーインパルスの所属する松島基地は津波に呑まれ甚大な被害にあう。そういえば、その日は九州新幹線お披露目の日だったのが、この大震災でかき消されてしまったのであった。ブルーインパルスは、新幹線の応援飛行に九州入りしていたために、松島基地を離れていて震災には巻き込まれなかった。ブルーインパルスは、災害復興の象徴になった。その精神、自衛隊の心は、既に雲仙普賢岳災害の頃もずーっと引き続いている。

　自衛隊が、戦争に駆り出されることなく、今後も災害等の第一線で頑張ってくれることを願いたい。そんなことを思っている時に、よりによって不祥事発覚、というより、個別対応では不祥事が止められないので、まとめて？防衛省レベルで一括処分？